2016.03.10 Thursday

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    お手入れしてない我が家の庭だが、
    冬には多少 樹木の剪定をする。

    一番むつかしいのが『梅』の樹で
    先の枝ぶりまで予測して切らないと不細工になる。
    (もうなっている)

    『花桃』も大きくなり過ぎて
    洗濯物に陽が当たらなくなってきたので
    枝を剪定。

    『山椒』は料理のツマに一本あってもいいのだが
    通りの邪魔をするようになったので剪定する。
    (アゲハが卵を産みにくるのも楽しいが)

    山椒には「棘(とげ)」がある。
    掌の真ん中に突き刺さった。
    うーん。

    下草を刈ったら『野ばら』の棘が
    軍手越しに指に 刺さった。

    とどめは『ピラカンサ』だった。
    一昨年根元から伐採したのに、また枝を伸ばしていたのだった。
    手の甲にグサ!

    棘があるのは、人間だけでない。


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    2015.10.08 Thursday

    新星

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      真夜中に小便しに外に立つ。

      見上げる黒敷布に散らばる星ぼしたち。

      その中央に柿も連なる。

      秋の新星。







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      2015.09.01 Tuesday

      仕留める

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        「仕留めた」というとカッコいいのだが、
        いっぱいいっぱいだった。

        マムシを殺した。

        ふだんから『田舎暮らし』とか『農的暮らし』が
        「いい」とか言っている私だが
        元来、臆病者の小心者。

        畑にいるミミズやバッタ・カエルにも弱いのだ。
        それでも畑仕事をやらねばと田舎に移住し、
        家庭菜園を自然農でやっている。

        先日、大根の種蒔き準備のため
        草をはらって
        土手をの草を動かしていたら
        堤の岩の下の蛇と目が合った。

        「?」
        よくよく見ていると小判状の縞があるではないか・・・

        「マムシか!」

        一瞬躊躇したが、このままにはしておけないと
        鍬を取りに小屋に戻った。

        内心、この間に逃げていたらしかたなし、と
        自分にいい訳できると思っていたが、
        戻ってきたらヤツは岩の間にもぐろうとしたいた。

        無我夢中で鍬を振り落とした。
        ヤツは反動で下に落ちたので、落ちたところを見据えて
        再び鍬を振った。

        一瞬、ヤツの身が二つになったのが見てとれたが、
        バクバクの心臓でダメ押しの鍬を振っていた。

        *

        こういうのを「アドレナリンが出た」というのだろうな。

        二つの身を小道に放った。
        5分もたたないうちに蝿が飛んで来た。
        30分もたたないうちに蟻が集まって来た。

        すごいな。
        やつら全部。


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        2015.01.11 Sunday

        ストーブ

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          我が家は、寒いので居間にはコタツとストーブがあります。

          少し前までは「ファンヒーター」を使っていました。さすがによく温ました。

          しかし、毎年家族全員が風邪をひくので、乾燥し過ぎが原因だと
          「加湿器」を併用したりしていました。

          しかしそれではらちが明かず、風邪ひき者が出るので
          意を決して「灯油ストーブ」の大きいのに替えました。

          すると皆、風邪をひかなくなったのです。

          同時のコタツは、「豆炭」にしました。

          ちょっとオールドスタイルですが、このコンビが最強です。

          「豆炭」は遠赤が出るのか、体の芯から温まります。

          ただその気持ちよさから
          コタツでうたた寝する者が増えて別の問題が発生していますが・・・・



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          2014.11.03 Monday

          日本みつばち

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            10月の中ごろだった。
            夕方、突然暗くなったので外に出てみると、空いっぱいに虫が飛んでいた。

            慌てて窓を閉めると床に一匹迷い込んでいたヤツがいた。
            見ると「みつばち」だった。

            「?」と思いながら様子を見ていると
            一本の木の幹に蜂が集まりはじめている。

            その固まりは、みるみる「房(ふさ)」のような形に変容し、
            同時にわさわさ蠢いている。

            近所の人が駆けつけて来て、
            「日本みつばちが逃げて来たんだな。」と言った。

            彼は、新しい巣箱を取りに帰り、再び来たときは全身完全防備の格好だった。
            するすると木に登り、ビニール袋の中にその房を苦も無く入れて
            降りると、新しい巣箱に開けた。蜂は終始おとなしくしていた。

            「新しい家が気に入るかどうかは解らない。蜂次第だな。」と彼は言った。


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            2014.04.27 Sunday

            若葉薫る

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              新緑がまぶしいとはこのことですね。

              晴天続きで今年は野山の花も例年より長く咲いています。

              朝晩は冷え込むから、未だにストーブもコタツも手放せませんが、日中は気温が上がり半そででもいいくらい。

              今日は、我が家の野良作業をしました。トマト用のハウスを設営しました。自然農をやっているので特別必要なものはないのですが、トマトは雨に弱く実が割れたり、腐ったりするので、7・8年前から小さなビニールハウスを用いています。

              子供たちがトマトときゅうりをバクバク食べてくれるので、そこに力を入れているのです。

              私は茄子があれば幸せですがね。この野菜は焼いても煮ても揚げてもおいしいから大好き。もちろん生でも食べられます。トマト・きゅうり・茄子にピーマンとズッキーニを加えれば夏は毎日ご馳走です。

              さてその夏野菜の準備をこのゴールデン・ウイークにするのが常ですが、去年は5月10日過ぎに遅霜が降りて野菜の苗とジャガイモの芽がやられてしまいました。

              だから今年は若干遅めの苗付けを、考えています。隣の方が「今年は何でも遅い」と話されていましたから、なおさらそうしようと思います。地元農婦は勘は当たります。

              *

              昨日は子供たちと、旧小学校裏の山に「こんてつ」を採りに行きました。「こんてつ」とは地元の言葉で「コシアブラ」を指します。この芽の天ぷらは「タラ」より美味しいですよ。適度な苦味が春を感じさせます。

              「こんてつ・タラ・柿」の新芽の天ぷらで春をい満喫しました。そうそう「野蒜・のびる」を酢味噌で食べるのもいけます!「のびる」はエシャロットを野性にしたような野草です。

              定番の「蕨・わらび」「ふきのとう」「土筆・つくし」「蓬・よもぎ」も楽しみました。

              冬が長い地方は、春が本当に嬉しいです。

              *

              美しい若葉の新緑ですが、このピークは僅かであると知りました。

              4月半ばより枯れ山に若葉と花が咲き出し、日に日に変化していく山の緑ですが、ある日その喩えようもない美しさに見とれてしまう日があります。

              画家ならばそれを絵画に定着しようとするだろうし、詩人ならば言葉として残すであろう、その日の山の美しさ。

              そこを過ぎるとはじめて、あの日がピークだったんだ、と気づくのです。緑の濃さが目に付き微妙な山のグラデーションが失われるのです。

              あの美しさを体験できるの日は、一年後に持ち越されます。

              それを愉しみにして日々を勤しみましょうか。


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              2014.04.06 Sunday

              桜 蘇原神社

              0

                肌寒い日になりましたが、桜は満開になっています。

                家族で毛呂窪のお社「蘇原神社」の境内にある桜を観に行きました。古い桜の樹は、周りの桜より少し遅れ目に開花するものですが、今年は、ほとんど同じ時期に咲き出した様です。

                まったく見事な桜です。地元自慢してもいいでしょう?

                街から田舎に移り住んで、もう20年以上になります。畑仕事がやりたくて移り住んだのですが、当初は珍しがられたなぁ。もの好きだと。右も左もわからない地でしたが、皆さんに親切にされてどうにかやって来られました。

                神道とは無縁の私ですが、自治会長のときには「お祭り」の当番役員を受け持ったり試行錯誤で神社と付き合って来ました。

                基本的に私は、「アニミズムの徒」であるので、神道には畏敬の念を持っています。一方、近代民主主義の「自由・平等・友愛」にもシンパシーを持っているので、民主主義社会の基礎をなす憲法遵守の理念も持ち合わせています。

                その昔、自治体がその地の神社に玉串料を納めることに違憲判決が出たことは知っています。でもね。田舎に住んでみると農耕の精神的支柱である「神(カミ)」と自治体(村)を切り離すことは難しいことも理解できるんですね。

                自治体行事と神道が一体になる理由が、自然の脅威に絶えずさらされる田舎の村の存続と関係あるのが解りました。自然災害から守ってもらうお礼に、また米を中心とする農の収穫のお礼に「玉串料」を納めたくなる、となる訳です。

                また一方、それが個人の宗教の選択の自由に接触することも理解できます。そこをどう位置づけるか。私なりに答えを出して暮らしています。

                神社の掃除やお祭りは村の伝統行事として参加する。神社の祭祀は「氏子」でないゆえ参加を辞退する。そう決めています。周りにはなんとなくですが、理解してもらっている と思います。

                政(まつりごと)は祭り(まつりごと)であるので、本来は分けづらいですね。特に農耕色が濃い田舎では・・・



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                2014.01.21 Tuesday

                薪ストーブの冬

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                  薪ストーブの冬

                   

                  1月に入ると仕事部屋の薪ストーブに火を燈す。石油ストーブではとても寒くていられないからです。

                   

                  土足で外から直接入れる仕事部屋は、外気が流れ込みやすいので風が吹くと冷え込みます。

                   

                  工作室・機械室より出た木片や端材を器具小屋に貯めて置き、冬の薪ストーブの燃料しています。不足分は山から伐採した細い樹木を軒下に突っ込んであって、順次玉切りにして薪にします。

                   

                  薪ストーブがある暮らしなんて優雅って思う人もあるかも知れませんが、実は大変な労力が必要なんですよ。

                   

                  まず、薪つくりが大変なんです。私は木工が生業だからそこから出る屑を燃やせますが、そうでなければ冬用の薪をトラック一杯購入しないといけません。薪用材を購入すると言うことは、それを置く場所・スペースが必要ということです。またそれを割らないといけません。

                   

                  薪割りの基本は、「生木のウチに割る」ことです。乾燥が進むと木が乾燥してしまって硬くなります。

                   

                  金木(かなぎ)と呼ばれる広葉樹が、薪には最適で長い時間燃えてくれますが、栗以外は乾燥すると割れにくくなります。(栗は割りやすい材だったので、縄文時代より人間が利用しやすい建築材として使われました。また食料としても有用でした。)

                   

                  針葉樹系は割りやすいのですが、早く燃えてしまい燃料補給の回数が多くなりせわしいくなります。また煤が多く出て煙突掃除も多くやる必要が出てきますね。

                  松は油分があり燃焼温度が高くなります。薄い鉄板でできたストーブでは、それを頻繁に使うと早く穴が開くことのなります。(陶芸の登り窯では、最後の追い込みで温度を上げるために松を使いますね。)

                   

                  煙突の煤が溜まってくると吸い込みが悪くなり、火付きが悪くまたスムーズに燃えてくれなくなるので、寒い中イライラすいることになるので注意。煙突掃除は小春日和にやるといい、は私の経験談です。

                   

                  煙突の煤に火が点く煙突火災もあるので、煙突掃除は大切ですね、とは煙突掃除嫌いの私へのメッセ−ジです。

                   

                  ストーブを新しく購入しようとする方は、できれば奥行きが深く長い薪が入るタイプをお薦めします。薪を玉切りする頻度が下がりますし、燃えている時間が長くなるからです。短い薪は、頻繁に薪をくべなくてはならずせわしいですよ。私の仕事場のストーブがそれで、仕事に集中していると寒くなって来て始めて薪切れに気づくことになります。

                   

                  たしかに薪ストーブの火を見ていると気持ちのいいものですし、その暖かさは石油ストーブとはまるで違い身体の芯から暖まる感じでgoodです。ストーブ入りたての年は、その前でお酒をちびりちびりやってましたね。でも今は、薪温存のため仕事が終われば空気を遮断して消してしまっています。

                   

                  薪さえ豊富にあれば、Tシャツ一枚でいられるほどじゃんじゃん燃しますが、現実は一冬越すほどの薪の確保ができていません。これは数人の薪ストーブ保有の友人が同じことを言っています。

                   

                  割った薪を購入していたらすごく高くついてしまいますので、皆一年中薪確保のため頭と身体を使っているのです。

                   

                  最後に私のブログで検索が多く来る「着火材のつくり方」を再び記します。

                   

                  【チェーンソーや電動木工機械から出る「カンナ屑」に台所から出る「てんぷら油」をバケツで交ぜるだけ】

                  廃油の処分とカンナ屑の処分が一辺にできるいいアイデアです。これは木工家でもあり作家でもある方の書籍から拝借しました。

                   

                  油の染みた木屑は長い間火が点っているので、薪に火が移りやすいです。その時に「柴」と呼ばれる小枝をくべるともっといいです。

                  (昔は小枝集めは「柴刈り」と言って子どもの仕事だったそうです。二宮金次郎さんはその図です。)

                   

                   

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                  2013.12.31 Tuesday

                  2013年総決算

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                    2013年総決算

                    今年も慌しいまま終えようとしています。
                    遣り残しが多いのが残念なんですが、優先順位をつけて来年チャレンジしようと思います。


                    今年このブログをお読みに下さった方々。本当にありがとうございました。
                    よくお付き合いくださったと感謝致します。


                    たまに友人がブログ読んでるよ!と声を掛けていただくと赤面してしまいます。
                    なぜなら、このブログは営業目的で書いているので、多少誇張していますし、悪いことはなるべく書かないでいいことを並べているからです。


                    嘘や虚偽は載せていませんが、断定して書いたことも十分に検証してアップしているとは言い難いですし、間違っていることもあるかも知れません。


                    本当はそうしたいのですが、なるべく多くのブログをアップして検索率を上げたいと言う下心があって、はしょって書いているのです。


                    当工房のような弱小企業は、資金もありませんしSNS対策など真ともにできません。格安にやる対策としてブログをたくさん書くしか選択肢がないのが現状です。


                    いろんな工房を見渡して見ると、内容の濃いブログを毎日アップしている方がたくさんいらっしゃります。


                    そういう方は、仕事もいいのが常です。いい仕事している上に、大変なブログ書き作業を毎日欠かさず行なっているというのは、ものすごいことなんです!私はそういう方を尊敬してしまいます。


                    それは自分がそれを行なおうと思うと、いかにハードルが高いか身を持って知っているからです。私の場合、ブログに力を入れると仕事時間が削られることになってしまうのです。


                    それで ない知恵を働かせ、ホームページのトップに「つぶやき」コーナーを設けて「つぶやき=ひと言ブログ」を作り毎日稼動させることにしました。それによっていい結果が出るのかまったく解りませんが、弱小工房は営業のため、こうやってブログを書くのです。


                    だからちょっと恥ずかしいのです。もっと営業に徹して「営業トーク」をかませていける性格なら世渡りがうまく行けるのですが、それがなかなかできなくてこうやって裏ネタも書いてしまいます。


                    難しい!営業と私の本音のバランスが・・・・


                    まぁ、仕方なしか。皆そうでしょうねぇ。


                    ギター・音楽・木工ネタは「古いギターはいい音がするのさ」で。
                    もう少し広く私が感じるネタは不定期で「よごれた顔でこんにちは」で。
                    日々の雑感は「9notesHP・homeつぶやき」で。
                    当工房のお薦めアイテム・ギターは「shop」で。


                    来年も頑張って、少し背伸びして、9notesホームページを充実させていきますので、修理依頼やスモークド乾燥処理したギターの購入にご協力お願いします。(素直な営業トーク)


                    素敵な2014年になりますように!

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                    2013.11.11 Monday

                    土田昇と「手づくり木工事典」

                    0

                      土田昇と「手づくり木工事典」

                       TV 番組「なんでも鑑定団」を観ていたら、名人作のノコギリの鑑定に土田昇氏が登場しました。

                      あの土田さんか?と私は画面に釘付け。おしゃれな鑑定士軍団に一人、普段着姿?で現れた土田氏は、想像通りのまじめな人でした。歳は私とほぼ同じ五十代前半のはずですが、鑑定は落ち着いて的確な話ぶりは貫禄さえ感じます。

                       少し昔「手づくり木工事典」という季刊発行の木工雑誌がありました。何十号も発行されていた雑誌ですが、突然出版社が倒産したか何かで、本屋の店先から姿を隠したのです。

                       毎回購読していた私は狐につままれた感じで、残念でしたよ。この「木工事典」は好調なのに、出版社が別の出版失敗で持たなかったらしい、とは後で聞いた話です。

                       内容は、素人が日曜大工の助けになる内容からプロが読んでも読み応えがある内容まで幅があって、私もここで仕入れた技術やお店もいくつかありました。

                       そのひとつが「オフ・コーポレイション」だったり、「タマクラフト」だったり。
                      また人気作家の展示会の写真や工房の写真を穴の開くまで見て、組み手の細部を研究したり、道具の使い方やデザインを盗み見したものです。

                      (この雑誌は米国の「Fine Wood Warking」を模した思われます。「FWW」はもっと垢抜けたプロ用の雑誌でこちらもよく読みましたが、「木工事典」は素人受けを狙ったような感じでした。)

                      その「木工事典」で早くから執筆していたのが、「土田昇」氏です。

                      私がそれを熱心に読んでいたのは30代ですから、土田氏は30代から「手つくり木工事典」で専門的な文章を雑誌に載せていたことになります。

                      30代ではまだまだ子どもじみていた私にとって、土田氏の文は「大人だなぁ」と感じ入っていました。

                      刃物屋の2代目職人ながら学者並みの知性と教養を感じさせたのです。
                      それでずっと土田昇はどんな人物か、と興味を持ち続けていた訳です。

                       先日テレビでそのお顔を拝見して合点が入りました。
                      父親の土田一郎氏も道具刃物に造詣の深い方と今回知りましたが、父親から厳しく仕事の指導を受けながら、自身でも造詣を深めたのだろうと、思わせるものが画面から感じたからです。

                      その父はカンナ鍛冶の名工「千代鶴是秀」と懇意にしており、息子の昇氏はその後「千代鶴」に関しての本を著しました。


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