2018.06.09 Saturday

June a moment (Not Just a moment)

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    霧もやの中、ぼんやりと明かりが点滅している。

    夜8時すぎがピークだね。

    梅雨の到来とともに蛍が実在を現す。

     

    遅れてやってきた宿無しツバメが、軒下をあさっている。

    巣つくりに条件のいい軒下はすでに満員状態だからだ。

    彼等のピーチクパーチクは笑えるくらい騒々しい。

     

    レンガ大の泥だんご色の蛙”牛蛙”が

    草をなぎ倒さないで移動する。

    肌がぶつぶつしているが、かわいいやつだよ。

     

    「わぁぃ、今年の梅は大きいわぁ」

    梅雨に濡れながら梅の実が大きく育つ。

     

     

     

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    2018.05.31 Thursday

    新同盟国

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      一斉にフラッシュがたかれた。

      小泉大治郎首相と習遠平国家主席が硬く握手を交わし、抱擁した。

      両者とも幾分高揚した顔つきだ。

       

      日本国と中華人民共和国が同盟国の調印をした。

      先月、日本は米国との同盟国協定を破棄したのだった。

       

      日本は米国の”核の傘”から離れ、中国の”核の傘”の下に入ることを選んだ。

      ここ数年、米国の凋落は激しく経済力の衰えも目を覆うばかりだった。

      日本車の米国内のシェアは8番目になり、一方 中国内では日本車の需要はうなぎのぼりである。

       

      太平洋で繰り広げられる米中の軍事駆け引きは、中国の押しばかりが目立っている。

      日本の米国基地も士気が落ち荒れるのに手を焼き、小泉大治郎首相は

      米国へ軍の撤退を迫った。

       

      そして、日本はついに中国を手を組んだのだ。

      これで、世界一の経済力を誇る中国内で、ますます自動車が売れるだろう。

      電気自動車の開発の遅れもその隙に挽回できるプランだ。

       

      ”昨日の敵は今日の友”これが生き残る必須条件なのだ。

       

       

       

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      2018.05.25 Friday

      五平餅とへぎ板

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        NHKの連続テレビ小説「半分、青い。」の中で取り上げられて大評判になっている”五平餅”。

        岐阜や信州で食べられる”携帯食(テイクアウト)”です。

         

        恵那にも「五平餅屋さん」が何軒もあって地元の人は「どこどこのが旨い」とご贔屓があったりします。

        それがテレビの影響でどこのお店も大忙し。

         

        私も”五平餅”が大好きで、恵那駅前の「あまから本店」の”五平餅”がお勧めです。

        ここのは一般的な「わらじ型」ではなく「団子型」です。やや平べったい団子が串に3個ついていて

        タレの胡桃(くるみ)の風味が特徴です。

         

        「わらじ型」は上手に食べないと最後にポタリと残りが落ちたりすることがあるので注意。

        その点「団子型」は食べやすく2本食べると量も丁度よくて、昼食にもってこいです。

         

        友人のお宅で”五平餅パーティー”に招かれることもあります。

        ここのお宅は何代も続く古い家柄で、客人をもてなす”五平餅セット”が用意されています。

        といっても簡単なもので横長の七輪と板で作った五平餅を置く台が有る程度ですが。

         

        大きな窯でご飯を炊いて、少しつぶして固まりやすくします。それを串状の”へぎ板”にひっつけるのです。

        ここでナゼ”へぎ板”を使うのか説明すると、アイスキャンディーのようなのっぺりとした串では、

        ご飯がすべって落ちやすくなるから、”へぎ板”を使うのです。

         

        ”へぎ板”が解らないですね。”へぐ”とは、板を繊維に沿って割ることを言います。

        昔、ノコギリが普及する前、立ち木は斧で倒し、それをクサビで割って材にしました。

        つまり木目が通って木目の沿って割れやすい材木が建築材になったのです。

        この地方では針葉樹の杉や檜、広葉樹では栗がそれに適していました。

         

        建築には、柱材だけでなく板材も必要ですね。

        丸太の輪切りを鉈(なた)のような刃物で”へいで”行きました。それが屋根材になったのです。

        繊維が途切れていないので水が繊維に浸みこまず流れてくれるので、屋根材に使用可能な訳です。

        栗材は水にも強いので、木曽地方では戦後すぐまで栗のへぎ板葺き屋根が見られたそうです。

         

        さて、”へぎ板”は材を切ったのではなく”裂いた”板なので、断面が毛羽立っています。

        それでお米がくっつきやすく、落ち難いのです。これが”五平餅”に使われる理由です。

         

        ですが、一般的に売られている”五平餅”は木工機械で加工された薄板の串が使われているので

        ときどきポタリと落ちる事故が起るのです。

         

        昔は樵(きこり)が山に入るときに、でっかい”五平餅”を弁当として持参して

        山の中で火を熾(お)こして串をその周りに立てて焼き、温かい食事としたそうです。

         

        こんな食べ方が一番うまいだろうなぁ。

        少しこげた味噌タレの匂いがたまらん!

         

         

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        2018.05.19 Saturday

        茶碗

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          「母さん、お茶」という台詞、

          芝居の中での中年夫婦の会話の典型だが、実際私もよく使っている。

           

          若いときと違って食後に口の中をさっぱりしたい気分があって

          お茶も所望したくなるのだ。

          それも熱いお茶じゃないとダメ。

          さすがに「おい、このお茶ぬるいぞ」とは言えないが。

           

          最近、妻はいただきものの『タンブラー型のサーモマグ』に熱いお茶を入れて来る。

          これだと『魔法瓶』のようなものだから冷めにくくていい。

          ただ、熱すぎるお茶だと舌がやけどしてしまう。

           

          そんなとき、ご飯茶碗にサーモマグからお茶を移して冷ましていただく。

          丸い器をゆらしながら温度を調節して飲み頃にする。

           

           

          『ご飯茶碗』は『ご飯』をよそう『お茶碗』だから、元は『お茶碗』ということになる。

          お茶を飲む『碗』なのだ。

           

          焼き物・陶器が日本中に普及するまで、木製の『お碗』でご飯を食べていたのだと思う。

          ロクロ師が山で木を挽いて『碗』を作り、それで汁もご飯も食べていたのがはじめだろう。

           

          その後、碗に『漆』を塗って水分を吸収させないようにして汁を入れる『お碗』が完成したと

          考えられる。また『漆』を布で補強してさらに丈夫にする工夫も行われた。

           

          『お茶』は僧侶が中国大陸から伝えたといわれている。

          それがなぜ焼き物の『茶碗』で『お茶』を飲むようになったか解らないのだが、

          『茶碗』を熱湯で温めてから『お茶』を注げば、冷めにくく温かいまま飲める。

           

          また『夏茶碗』は開口部が広く、わざと冷めやすくするように作られている。

          夏は温度を下げた方が美味しく感じるからだ。

           

          お茶には適温があっておいしく感じる温度がある。

          茶席の亭主は、その温度を熟知して客に勧めるのであろう。

           

           

          毎日 毎食 食後の一服が茶席のようであったらいいのだが、

          それは無理というもの。

          それでもなるべく”better”を探している。

           

          さぁ、歯磨きとは違う「さっぱり」で、もう一仕事するか!

           

           

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          2018.05.10 Thursday

          火垂る(ほたる)の墓の時代

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            高畑 勲監督が亡くなって残念でしかたがないですが、

            追悼番組で代表作として『火垂るの墓』を放映したことにエールを送りたいです。

            (もっと無難な作品を選ぶことが多いと思ったから)

             

            そこまではいいとしても、なぜかこの映画の原作者が野坂昭如であることを

            喧伝しなかったのか解らないです。原作がいいので映画もよかったと言えるのですが。

            昭和の作家・野坂昭如は過去に追いやられてしまったのか。

             

            私は若い時に野坂氏のコメントに非常に影響を受けました。

            「自分は臆病ものだから、言いたいことが言えるうちに政府に物申す」

            こんなような主旨でした。

             

            いつか世の中に「言論統制」が掛かって政府や首相・軍に批判的なことを言ったり、

            書いたりしたことで、警察にしょぴかれる日が来るかも知れません。

            私はビビリで怖いものだから、そうならない現在に発言するようにしています。

             

            もっとも野坂氏も高畑氏も最後まで権力を恐れたりしないでしょう。

             

             

            このところずっとNHKのニュースは政府寄りだと思います。

            NHK内部では、報道部と社会部ではその考え方がずい分違うと聞きます。

            (ニュースは報道部、社会部は健闘している)

             

            テレ朝だって「口を封じられた」報道が多いと感じます。

            (報道ステーションのコメントはつっこみが甘い。もっと社会派のキャスターが必要だ)

             

            朝日新聞が頑張っているといいますが、東京新聞の望月記者のような人物が思い当たらないですね。

            読売新聞はいつまでナベツネの顔色を伺っているのでしょう。ここも大本営発表みたいです。

             

            フクシマの被爆の現実はどうなっているのでしょう。

            喉頭ガンの発生率はどうなんだろう?科学者・医者は真実を語って欲しいです。

             

            その他もろもろあり過ぎて 憂える日々です。

            (官邸はウソをウソで固めシラを切るつもりなんだ。そして国会を解散してチャラにしようとしている)

             

             

            関連ブログ・http://blog2.9notes.org/?eid=263

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            2018.05.04 Friday

            春の自転車

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              不安に追い討ちを掛けるような雨天。

              いやだなぁ。学校に行きたくないなぁ。

               

              中学に進級して自転車通学になった。けっこう通学路にはアップダウンがあるから

              学校に着くころにはへとへとになってしまう。でも見知らぬ顔の前では

              そんな姿を見せられないから、眉毛に力を入れる。

               

              合羽を羽織って自転車をこぐのは苦手。なんだか自分の手足でないみたいだ。

              雨音がフードを通してパチパチ聞こえる。雨粒が合羽の表面ではじけて細かい水粒となる。

               

              4月は案外雨の日が多い。真新しい自転車と真新しい合羽と兄貴のお古の学ラン、そして

              真新しいヘルメット。雨合羽の中でそれらの匂いが混じる。ゴムの匂いが強いかな。

               

              でも、こうして合羽に身を包んでいると守られているような気にもなる。

              自分の呼吸音が聞こえる。自動車の近づく音がフィルターが掛かったようにエフェクトしている。

               

              行きたくない学校だが、鎧を来て行けば過ごせるかも知れないと

              合羽を着ててそう思う。戦国武将の鎧が欲しい。

               

               

              あいつは雨の中、傘も差さずに歩いて来た。

              これから授業だっていうのに、ずぶぬれだ。

              ヤツは切れ者。

              鎧以外、刀も必要だ。

               

               

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              2018.04.28 Saturday

              民藝とIKEA

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                こんなタイトルを付けましたが、実はこのふたつは同列ではありません。

                民藝とIKEAはあまりにもかけ離れているからです。

                 

                「ファインアートと商業アート」ぐらい。「手工芸と工業製品」くらい。

                「家庭料理と割烹料理」くらい。で、どちらがいいとか悪いとか問うことでもないです。

                 

                しかしながら、同列で語るのは「 同じ家具というジャンル」あるいは

                「同じ食器というジャンル」「同じ生活雑貨・インテリア」と言うジャンルゆえです。

                 

                スツールの値段が0一個違いますし、器によっては0が二つ違います。

                大型家具においては、民藝の材料代以下でIKEAの製品ができています。

                 

                 

                民藝が若い人にも人気が出てきたというニュースは、本当かも知れません。

                自分のライフスタイルに民藝というスパイスをうまく生かすことができる若い感性は

                本物でしょう。

                 

                一方、IKEAに押し掛けるお客さんで民藝を理解できる人は、全体の1割もいないのでは

                ないかと推測しています。なぜならIKEAの魅力はプライスだからです。

                100円ショップより安いものも多いですし、デザインもいいからお買い得感が高いです。

                 

                お店の構成も数量で人を圧倒し、迷路のようなブースを抜けると巨大倉庫の空間に到達し

                まるでアミューズメントパークにでもいるようなトリックを掛けられます。

                これでは、買い物したくなりますよね。リピーターにもなるでしょう。

                 

                それと一品ものの民藝を比べても酷です。

                民藝の愛好者は”消費者”とは呼べないと思います。

                 

                ”物語”を買っているのだと思います。

                 

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                2018.04.21 Saturday

                『恩』

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                  この言葉とはもっとも遠い人間だと思っていました。

                  『恩』を「恩着せがましく」感じて生きるなんて、「まっぴらごめんさ」と。

                   

                  ところが歳を重ねると、自分が受けた『恩』ではなく

                  親や先祖が受けた『恩』の影響下に、自分もあるのだと思えて来たのです。

                   

                  そう感じると、自分が受けた『恩』も非常に有り難いものになって来ます。

                   

                  あの人が私に目を掛けてくれたから今の自分がある。

                  あのとき、私を大人扱いしてくれたから今の自分がある。

                  あの人を紹介してくれたから、今の私がある。

                  結果、あの出会いが私の一生を左右した。

                   

                  『恩』とは『無償の愛』と同じではないけれど『なさけ』以上のものを感じます。

                   

                  『恩』はあえて返す必要もないものでしょう。

                  ただそれに素直に感謝して、いつの間にかそれを超えて

                  『善行』溢れる人におのれが成長できれば

                  「恩に報いた」ことになるだろう、と思うのです。

                   

                   

                   

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                  2018.04.12 Thursday

                  ガーデン

                  0

                    庭の端でスイセンが大地にナイフを差したように葉を広げ、花ラッパを吹き鳴らしています。

                    三寒四温の春です。

                     

                    *

                     

                    京都の大原に住む英国貴族の末裔でハーブ研究家”ベニシア・スタンリー・スミス”さんの

                    自宅でのガーデニングが紹介されました。

                    Eテレで放映されている「猫のしっぽ・カエルの手」という番組でです。

                    ここではベニシアさんの日常をエッセイのようにして収録しています。

                     

                    庭いじり、英語だとガーデニングですね。この方がしっくり来ます。

                    季節、季節の草花が庭を彩るように計画を立てて庭を愉しみながら造っていきます。

                    種を蒔き、苗を移植し、水やり、除草、施肥し、レンガやタイルを使って花壇や道も作ったりします。

                    やはり花が主役でしょうね。ときにはハーブ作りも楽しいでしょうね。

                     

                    ガーデニングというともう一人連想するのは、米国の絵本作家の”ターシャ・テューダー”さん。

                    日本には彼女のファンが多いですね。

                    ターシャさんもガーデニングに精を出していました。「種を買うため絵本を売っている」なんて

                    ジョークも言ってましたっけ?

                    晩年まで広大なお庭にしゃがみこんで花の手入れをしていました。

                     

                    たまたまお2人ともお歳を召していて独特の雰囲気を醸しだしているので、

                    『ガーデニングと魔法使いのおばあさま』なんてこのブログにサブタイトルをつけたくなってしまいます。

                     

                    児童文学者バーネットの『秘密も花園』もおばあさまの庭園が舞台でしたよね?

                    庭の生命力が子供を癒して成長させてくれました。

                     

                    *

                     

                    大好きなおばさまも「庭が私のいのち」と言っていました。現在は病院にいます。

                    ひまわりのようなおばさまに、もう一度土にふれさせてあげたいです。

                    「春ですよ。目を覚まして」

                     

                     

                     

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                    2018.04.06 Friday

                    ルイス・バラガンとマーク・ロスコ

                    0

                      メキシコを旅していた頃、友人の彫刻家と建築家”ルイスバラカン”作の

                      ランドマーク「サテライトタワー」を観に行ったことがある。

                      あいにく夜だったので、その色彩を確認できなかったが、

                      眩しいほどの色彩を生かすバラガンの作品が好きだ。

                       

                      メキシコに行って合点がいった。

                      メキシコで降り注ぐ太陽の光線は、原色を立体的に浮かびあがらせる。

                      バラガンだけでなく街のいたるところで赤・黄・オレンジ・緑の原色で

                      塗りたくった壁があった。

                       

                      それを洗練させたのがバラガンの作風なのだ。

                       

                       

                      ところで壁といえば、”マーク・ロスコ”の絵画に『壁性』を感じる。

                      ロスコはジャクソン・ポロックと同じく抽象表現主義の画家で、

                      それ以前の絵画よりキャンバス(画面)を巨大化していった。

                       

                      それは、まさに壁だね。

                       

                       

                      ジャクソン・ポロックはメキシコの壁画運動に影響を受けているので

                      そうなるはずだ。

                       

                      メキシコにおいて『壁』は民衆の集う広場に面してあり、

                      その民衆を教化するために芸術作品を使った。

                      メキシコの壁画運動はそのまま革命運動であったのだ。

                       

                       

                      先のメキシコの旅の目的は、壁画運動主導者”シケイロス”を観に行くためだったが

                      色彩との出会いの旅にもなった。

                       

                      今も強い色彩が好き。

                       

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