儒教をかじってみて、
「だれもが聖人になれる」と説いたのが儒教であるとすれば、それはそれで素晴らしいなという感想を持ちました。
その儒教を理論体系化したのが朱子学であるので、同じく「努力すれば聖人になれる」部分は引き継いでいるでしょう。陽明学も基本的に同じで、細部の構築の仕方に差があるのではないのか。
ところで80年代後半にガイア理論などのニューサイエンスが流行りましたね。その中で「トランスパーソナル心理学」なるものに当時興味を覚えたものです。うろ覚えながら、そこでは人間の基準点を凡人ではなく聖人(例えばキリストあるいは仏陀)にすることで、現代に生きる我々の位置を計ることができるという説を大変面白く感じました。
聖人(例えばキリストあるいは仏陀)を100とするのではなく0に置く視点。新しいですね。
聖人を100とするならばその存在は遥か遠くに感じられます。一方0におけば私はマイナスいくつかとなるでしょう。しかしながら0ならば神だと崇めなくてもよく、人間としての私と地続きに感じられる・・・そう思いませんか?
人間としての能力、例えば脳細胞をフルに使う(現在の人間は脳の何十パーセントしか使っていないという)ことができれば、人間は神の領域にも肉薄できるとも読めます。
また、「悟り」というスイッチを入れることができれば、だれでも聖人になれるということかも知れない、と思ったりします。
儒教が説く「聖人」とトランスパーソナル心理学が説く「聖人」が同一とは言えないでしょうが、私の中では奇妙につながりました。
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『孔子』より『老子』の方が断然いかしてた。『TAO(タオ)』ならば今世紀にも通用する思想だとは確信していた。それは今も変わらないが・・・
『朱子学』は宋の朱熹(しゅき)さんが元になった『儒教』の新潮流だったが、江戸時代には幕府によって大きく取りいれられた思想だという。『朱子学』のみの強制があったのではなく、太平天国の世には『禅』や『浄土教』などさまざまな主義主張があったようだ。幕府は嫌ったが『儒教』の一派『陽明学』もあった。
『朱子学』は誰でも聖人にばれると説く。ただ実際には庶民がそれに到達する道は開けてなかったという。『陽明学』の方は聖人になれるのを前提にしていると言うから、幕府は恐れたんでしょうね。でも『朱子学』が生まれてなかったら『陽明学』もなかったでしょう。
中国国内での思想変遷の『朱子学』の位置づけは、どうであったのか。『儒教』のどの派より論理性に優れていたのは間違いなかったと思うが、なにより科挙の制度の中で『儒教』は重要であったのでみんな『朱子学』も勉強したんだと思う。
日本では科挙は導入されなかったので、『朱子学』が武士以外の文化人にも教養として広がったよう。武士は『義』とか『礼』とか『忠』などが殿に使える身として必要不可欠だったので、各藩ではその習得を勧めたでありましょうな。ということで江戸時代には『儒教』の中で『朱子学』が日本人の思想形成の一部分になっていったのだろう。
江戸時代の『医』香川修庵は、『儒医一本論』など唱えており 諸説ある書籍の中から『論語』と『傷寒論』のみを勉学したようだ。あとは邪として捨て去った。このふたつにはそれくらいの深みがあるということ。
⁂
数冊の儒教関連(「医学と儒教」人文書院、「江戸の朱子学」筑摩書房、「NHK 知るを楽しむ 漢方なるほど物語」)の本を読んだくらいでは大したことは理解できなかった。『気』と『理』についての理解なんてほとんどないです。ただ、現代にも通用する何かが潜んでいるように思えてならない。
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]]>30代から中国古典医学の「漢方」に興味があり学んで来ていますが、私の志向している漢方は「古方(こほう)」というものです。現在の漢方は「中医学」が主流だと思いますが、江戸時代中期に名医を続出していた学派です。
「漢方」と呼ばれればどれも同じように感じますが、当の本人は他との差を自覚しながら学んでおります。そうであるがゆえそのいわれも知りたくなります。
江戸時代の中期に「古(いにしえ)に帰れ」という風潮ありました。それまで中国大陸から入って来た”漢方”の中から漢方成立時の聖典「傷寒論(しょうかんろん)」に忠実な一派ができ、それが「古方(こほう)」派と呼ばれました。現在私が学んでいるのはそれです。
奈良時代に僧侶がもたらした「漢方」ですが、その時点で当の中国では五行説などを取り入れた学派も生まれおり、いろんな学派がない交ぜ状態で日本に輸入されたと思われます(仏教が日本に入った時点で小乗仏教ではなく大乗仏教であった点と似ています)。それが江戸中期に洗い直されたのです。
なぜ江戸中期の人々が「原点回帰」に至ったのでしょう。
(先に、同じ漢方を学ぶ人の小論で江戸中期のこの現象や本居宣長の解説を読んだたこともあり「国学」であったり「古学」であるとか、また「朱子学」に興味が広がる)
宋時代に孔子の「儒教」を独自に分析した朱熹(しゅき)の「朱子学」が江戸期日本にも導入されていていました。それが主流になると朱熹の思想を取り除いたオリジナルの孔子の趣旨を直接読み取ろうとした一派が現れたということのようです。(江戸時代の医者の多くが「儒医」であったのは、漢文が読めたからです。学びの基本の孔子の「論語」つまり「儒教」であったでしょう)
「国学」もその影響を受けて、中国大陸の影響(唐心・からごころ)を排した日本オリジナルの心・思想を追求するようになっていったのですね。混じりのないものを飲みたい欲求はたしかに生まれます。
一方、今回いろいろ調べて知って驚いたのは、混じったものの代表「神仏習合」以外にも「神・儒」が一体になったり「仏・儒」や「神・仏・儒」が一体になったりしていた歴史があったことです。混じっていたのですね。「禅」にはすでに「道教」が混じっているから、さらに複雑です。
「混じったものを分離したい」「混じったものの中から出発点を探りたい」「混じったもので見えなくなったものがある」「オリジンを知りたい」という本質は、真理は何かを希求するからでしょう。
これを現代に当てはめることはできないか?
世の中は「複雑系」で溢れ、またどの分野も専門性が高くなったゆえ「細分化」されてきています。医学においては「IPS細胞」や「遺伝子解析」技術、ITにおいては「AI」や「量子コンピューター」などが日進月歩で開発されています。
しかし、私には自然界の存在する生身の人間そのものが、なおざりにされている感じを受けます。
部分でのみ技術開発が進み、全体を総括する、俯瞰して答えを求める、という本質が忘れ去られている・・・そこが「幸福」に繋がるのに深めようとはしない。「いにしえ」はそれを顕しているのはないか・・・
この地球に住む人間にとって「本当のものは何か」という問いの仕方を「古学」は教えてくれているのではないか、と思うのです。
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日本人の成人男子の精子の数が著しく少ないと。
人が受精するためには、男性の精子数が1億匹は必要とされていますが、
この年のデータでは20代の精子数は約3000万匹以下と測定されたそうです。
これでは女性側に問題がなくても受精〜妊娠へ至る確率は低くなります。
2023年に時の総理が「異次元の少子化対策」ぶち上げた。
その内容は旧来から言われた来たことの焼き直しに過ぎない内容でしたが、
政府がそれに乗り出さないといけないくらい、日本の出生率の低さは当時から問題だったのです。
晩婚化、所得の低さ、教育費の負担、育児分担の不平等、生活スタイルの変化、
女性の意識の変化、草食性男子の出現などなど指摘されている課題解決は難題でした。
しかし、個人では解決できない問題も多いため政治の働きが期待されのです。
30年後のデータは何を物語っているか。
研究機関の報告はこうだった。
「食品添加物と残留農薬が人の遺伝子レベルに及び、精子数を減少させている」
昔から世界水準からして日本人が一日に摂取する食品添加物の量は群を抜いて多かった。
また、農薬の使用量もトップクラス。
食料自給率が低いため輸入食品のポストハーベスト問題も指摘されていたし、
海洋資源の放射能測定値も年々高くなりつつあった。
農林水産省は、毎度「 健康に問題を及ぼす量ではない」と
喧伝していたが未来の累計までは試算しようとはしなかったのです。
つまり、経済優先の政治体制では各種業界の利益を優先する政策が当たり前だったのだ。
ジャーナリズムや科学者は、問題を甘く見ていたと言えるでしょう。
細胞や遺伝子に蓄積される化学物質が、出生率に影響を与えるとは思わなかったのです。
同じく水や空気も汚染されているかも・・・
このままだと日本の人口は減り続けること必須。
望んでも子供を授かることができない社会”日本”。
せめて30年前の2023年に、このことに気づいて手を打ったならば
結果は違ったかも知れません。
”タイムマシンにお願い”するしかない。
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今までそんな感じて来ていた。
たまたまトイレで読む本が切れたので、書棚にあった古い本を引っ張り出してみた。
(用を足すのに時間がかかるので読書ができるのだ。最近は話題の新書を持ち込むことが多かった)
目を通してみると始めて読んでいる気になった。
(断片はどこかおぼろげに記憶はあるのだが、文章の前後関係は覚えていないので新鮮だ)
不勉強な自分ゆえページをめくることで新たな視点や史実を学ぶことができるので、まだ手に取っていない本を読むことに意味を感じていた。それが古い本でも同じならこんないいことはない。
(記憶がこんなに曖昧だとは)
記憶力が落ちて来たのでそう思えるのだろうか?
しかし、一冊本を読みを終えて断片的な要約はできても、その本の論旨を一か月後にどれほど言えただろうか疑問だ。
元々、すぐに忘れていたと言えよう。
そしてまた新しい本を購入して行く。
本を買って積んで置くことが一種儀式化していてはいなかったのか。
興味のある本に出合うことは一期一会だから、その場で購入しなければ次に出会う確率は至極落ちる。
それは事実として、その脅迫観念に縛られていなかったか。
一方、本を捨てたり人にあげることはできない”たち”なので本は増える一方。
書棚を多く持てないため、棚に二重に本を入れる羽目になっている。そうなると奥の本の背表紙も見えない。
本を所有するということは、頭の中に全文記憶していなくても背表紙や表紙からその本の大まかな内容や折り目を詰めたページに飛ぶことができ引用できるところいい。全文を記憶する必要はない。
自分なりの記憶の仕方で「どこどこの棚のあの場所にあんな本があったな」という検索方法が確立できていればいいのだ。
だが、その棚の中にほとんど覚えていない本が多数あることが分かった。
もう、新しい本を買う必要はないのでは?
⁂
トイレで開いたページから栞が落ちた。
そこには、若かりし日に書いた一片の詩が”プリントごっご”で印刷されていた。
ひとりで見えない星があります
よっつの瞳ではじめて見える星があります
今 僕らとともに輝き出したこの新星に
新しい名前をつけて
大宇宙であらたな星座をつくります
結婚当時、ある作家の著述を貪るように読み、真似て詩を書いていた。
あれから30年経つのか・・・
はたして、この作家の他の本も読み続けることができようか。
自分自身が変わった部分もあるので、以前より共感できないところが多い・・・
また、新刊や古本を買うだろうな。
だが、図書館でも本屋でもない我が書棚を探索する必要はたしかにある。
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ロシアのウクライナ侵攻があったことで、思い立ち中国古典の『孫氏』を読んだ。
(ビギナー向け 角川ソフィア文庫/湯浅邦弘 孫氏・三十六計 別テキスト『三十六計』もパックになっていたので同時に読む)
兵法書の代表作ともいえる『孫氏』は春秋時代(前770年〜400年)に書かれたとあります。古いですね。
日本にも古くから入り兵法の手本とされた来ました。
読んでみると思ったより現実論的な展開でした。
「勝つ見込みのある戦いをする」「敵の情報を十分入れる」「長期戦は経済の痛手」「奇襲もあり」
「計画をたてよ」「王より将軍のいうこと聞け」などなど・・・
もともと好戦的な発想はないです。「しかたなし・・・」で戦うがそもそも負ける戦は意味がない。
「戦わずして勝つ」のがいい訳です。
この論でいくとロシアはまったくダメダメです。(ただし、ウクライナがいいという訳でもない)
相手の戦力分析が間違っていると戦えないのです。(戦前の日本軍も読み違えていましたね)
『孫氏』では、間諜(かんちょう)-スパイを使って敵の内部に潜り込むことを唱えていますが、儒教の影響もある「武士道」の精神では嫌われますね。「正々堂々」が潔いとされるからです。ただそれがエスカレートすると潔く死ぬという「精神論」に傾いて行き竹槍で飛行機を落とそうとしかねません。スパイ活動は相手を知るのが任務ですから、広義で外交につながります。武器を調達するより相手を知るのが先でしょうね。
そもそも「武士道」は武士の倫理観なので、江戸時代においては、全人口の7パーセントでしかない武士のものであって、80数パーセントいた百姓には直接には関係ないはずです。それが明治になると元武士により統率された日本軍ができあがり、徴兵された元百姓がそこで武士道を強要されるようになるのが、戦前の日本軍の原型なのではないかと私は読んでいますがどうでしょう?
一方、百姓は武士に憧れがあるものなのか。
(サムライという響きが好きなんかなぁ。サッカー日本代表のニックネームはサムライブルー。ほとんどの人は百姓の末裔なのに未だに侍をいいように思う傾向がある)
*
ちょっと強引に『孫氏』と『武士道』をつなげてしまった感がある・・・こんな簡単に論じられなかった。
いずれにしても個人の感情で兵を動かすのは「✕」。古今東西過去未来現在。
*
もう戦争なんかしてる時代でない。人類によって地球環境が変化してしまっているんだ。そこに輪をかける行為をするなんて愚か以外なにものでもない。
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ただ、仕事の手伝いをしたら相手から”最中(饅頭)”を頂いたことから「贈与論」のことを思い出したのでこの題目にした。「贈り物」だね。
名古屋の老舗和菓子屋の”最中”は甘さの中に品があり おいしくいただきました。
何かを頼んだり、お礼をしたり、するときに古い慣習として”饅頭”を持参することは、時代劇でもおなじみですね。
賄賂の性格を持たせるには、その”饅頭”の下に小判を潜ませればいい。
でも、それ以外は現金を介在すると「角が立つ」「野暮」「失礼に当たる」「受け取りにくい」から
「受け取りやすい」高級なお菓子が庶民の知恵として発達したと思われます。
”お金”の代わりとして”贈り物”が社会の潤滑油として機能しているのが分かります。
モースの「贈与論」には未開社会の、与える、受け取る、返礼、などの義務が論じられているようですが、
それも集落間の争いを避ける知恵として解析されているのが、印象深く残っていました。
ロシアにおけるウクライナ侵攻を憂う身としては、争いを避ける知恵が近代社会にも必要だ強く感じます。
資本主義の行き過ぎについては、民主主義国家も専制主義国家もキリスト教社会もイスラム教社会も関係なく
及んでいると思われます。そのうち息をするのもお金が必要になるかも・・・それくらいの危機感があります。
古代中国では周辺諸国の”みつぎもの”に対して倍の返礼品を返していたそうです。
ロシアもウクライナにそれくらいしてもよかったかも知れない。
軍事以外に争いを避ける方法を模索しなければ、また”大戦”に突入しかねません。
今こそ、「贈与論」の展開を求む。
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バブル当時は”バブル”とは言わなかったそうだ。
86年から91年にかけての日本の景気状況のこと。
弾けて初めてその認識が生まれたのだろう。(だから泡なんだ)
このところその時代を回想する番組やトークを耳にするが、当方には「浮かれた時代」を味わったことは皆無。
東京にいたにも関わらずアルバイト代が安く貧乏暮らしをしていた。
中間業者の建設会社にピンハネされたいたとも思える。
名古屋で活動していたバンド仲間と共に上京したのだが、作曲/宅録までは終えたが
ライブ活動する前に仲間とは仲たがいし、私は美術家としてパフォーマンス活動に移行していった。
週5日の遺跡発掘のアルバイトは肉体労働ゆえきつく、その疲れを癒すために人参と玉ねぎのかき揚げを肴に
安い焼酎を炭酸で割って酔いを早めた。
テレビではマハラジャのお立ち台ワンレンボディコンが扇子持って踊っている映像が流れていた。
よそ事だったね。
それでも深夜番組で”イカ天”が始まったときはそわそわしていた。
置いて行かれるような気分と憧れるような気分と交錯していた。
皆同じ世代の若者だった。彼らもまた貧乏だったにちがいない。
ニューヨークのビルを日本の企業が買いあさった。ゴッホまでもその対象になった。
それは「浮かれた時代」を象徴しているのだろう。真面目な若者はその現象を忌避していたと思う。
その証拠に精神世界に興味を持つものが私の周りに多数いた。
お金よりも心の充足を求めたいたに違いない。
1988年の8月8日に信州八ヶ岳で「命の祭り」が開かれた。
西荻のプラサード書店で情報を集めては、何とか参加しようしたが叶わなかった。(今でも悔やむ)
喜納昌吉、山口富士夫、喜太郎・・・たま も出ていたんじゃないか?
音楽だけでなくシンポジウムもあって「ヨガ」や「瞑想」それに「自然農」もあったと記憶する。
そうなんだ。音楽に興味がある人も「食」や「農」に関心が高かった。
身体を作る「食」とその安全と安心に惹かれ「農」に思いを馳せるのが、「命の祭り」のサブテーマだったように感じた。(それは各地で行われる野外フェスにも引き継がれている)
私は親友から「自然農法」の福岡正信さんを教えられ、さらに野草社刊 雑誌「80年代」で連載していた
「妙なる畑に立ちて」の自然農・川口由一さんを紹介されて現在に至るが、その時分はその界隈には
精神世界の標榜者が混じっていた。
推測するに勢力を拡大していたオーム真理教や幸福の科学の信者も、「命の祭り」や「自然農」の集まりに
参加していてたと思う。まだ清濁併せ呑むような混沌としていた時代だった。
だから、ときどき思う。私も紙一重だったのだと。
ついて行く人を間違えるととんでもないことになっていたぞ、と。
だが同時に私は決して間違えなかったとも思う。それは直感力がそうさせたのだ。
なんだこの人は怪しいと感じる力が、備わっていると思う。その違いは案外大きい。
バブルの影で私の人生を大きく変えた出来事が多々あった。
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野村茂雄訳の『老子』の30章を載せたのが、その最後に「31章も合わせて読んで欲しい」と記したので
ここにそれを載せます。
*
さて、立派な武器は不吉な道具で、人〈物〉はみなこれを嫌います。
そこでまともな道をも身につけた人は そのようなものを手にする立場にはおらないのです。
道理を知る人〈君子〉は普段の生活では左を上位にしますが、武器を使うときには右を上位として貴びます。
武器は手にするだけでも災いがやってくる道具で、道理をわきまえたの人の手にする道具ではありません。
(敵の攻撃をうけて)やむを得ず武器を使うことがあっても、最小限(身を守りため)あっさりと使うのが最上です。
もし戦って勝ってもよいことをしたとは思ってはなりません。
それなのに勝利をよいことにすれば、人を殺すことを楽しむことになるでしょう。
そもそも人を殺すことを楽しむような人には、天下を支配する願いなどかなえられません。
めでたい行事は左が上位、不祝儀〈凶事〉は左が上位となっております。
戦争の時には副将軍が左におり、総大将が右におるのは、葬式の礼に従っているからです。
戦って人を殺すことが多いと、心からの悲しみの気持ちで戦死者のために涙を流し、
戦争に勝利したときは正しい葬式の礼をもって とむらってやらなければなりません。
(『老子・荘子』 角川ソフィア文庫)
*
「凶」は「災い」だ。戦争は災い事であるから軍隊は葬儀のような形を表すのだろう。
そもそもそんなことははじめからやめたらいいのだ・・・・
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そのためかどうか分からないけれど、2021年の秋 どの家の柿の樹にもたわわに柿の実が生りました。
こういう年はめったにあるもんじゃない。30年弱この地に暮らしていますが、ここまで生ったのは初めてです。
甘柿はそのまま、渋柿は干し柿にして食しますが、いくら頑張っても到底取り切ることは不可能の数の柿の実。
田舎では食料を自給できるようにどこも複数の柿の樹が植えてあるので、相当の数の柿のが樹に残ったままになっていました。
残った柿は動物たちの餌になります。
樹になったままの状態では主に鳥たちが、下に落ちたものはタヌキなどが食べています。
熊が樹に上って食べるとの話を聞いたこともありますが、ここではそこまでのことはないようです。
仕事場の窓から一本の柿の樹が見えます。この柿の樹は小さい実をつけるのでもっぱら鳥用になっているのですが、今年は年を越しても実をつけていました。通常の冬ならお正月過ぎにはさっぱりと食べられてしまうのですが、この冬はあっちこっちの柿に樹に実が生っている状態なので残ったのです。
さて、面白い現象に気が付いたのは正月過ぎ。山手の柿の樹に鳥が群がっています。どうやらすぐ裏の森に身を隠せるのでそこから飛び出して来ては、実をついばんでいる様子です。その樹が裸になるとその隣の樹に移って来ました。そのうち仕事場から見える小さな実をつける柿の樹にもやってきて平らげてしまいました。
と言っても鳥は柿の実を全部食べてしまう訳ではないのです。熟した柿の実がその重力で垂れ下がって来ます。
鳥たちは絶えず周りを警戒しながら実をついばみますので、外界の変化を感じるといっせいに飛び立ちます。
すると梢(こずえ)がその反動で”しなって”動きますので、垂れ下がった柿の実がポツンと枝から外れて下に落ちてしまうのです。
鳥たちは実の半分も食べていないでしょう。樹の下には熟した柿の実が散乱しています。
(それをタヌキが食べに来ます)
さて、鳥たちの行動から彼らは身の安全を確保できる場所の近い柿から順々に実をついばんでいくことを知りました。
でも、それはなぜなのか?
以前観察した結果、一本の柿の樹へやって来る鳥の種類は、「ヒヨドリ」を大とすると中・小の鳥がいることが分かりました。大は樹の先端に、中はその中ほどに、小は内側の柿の実をついばむのです。鳥の種類によって食する柿の実の位置が違うのです。小さい鳥は大きな鳥がいない間に来てその残りをついばむこともありますが、基本的には梢が入り組んで大きいのが入りずらい場所を選んで飛んできてるようです。また飛来する順番は大きい鳥が強いので先で、その後中小の鳥がその残りを食することになります。
そうであるので、柿の実はたくさんあるのだから それぞれが違う柿を選んで食すればいいんじゃないか?と思っていまします。同じ樹にたかる必要はないのだから・・・・
でも実際はこの付近に生息する鳥は同じ樹を選ぶのです。
なぜなのか・・・・
これも身を守るためなのかなぁ。ここにはカラスや鳶など大型の鳥がいますから。
もっと観察してみますね。
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1月3日にNHKで放映された”欲望の資本主義2022”を録画したので先日観ました。
Eテレで放映されている”100分de名著”を模した形の演出で司会は伊集院光。
ゲストは4名でした。
経済思想家の斎藤幸平。英文学者の小川公代。アナキズム研究者の栗原康。小説家の高橋源一郎。
コロナ禍の社会情勢についてそれぞれトークされました。
斉藤さんは突如現れたマルクス研究者でお若い学者さん。全共闘世代が学んだ共産主義とは一味も
ふた味も違う解釈で環境問題をも網羅する学説にびっくりされた方も多かろうと思いました。
「人新世の資本主義」がベストセラーになりましたね。
小川さんは女性視点で古典を読み解きました。
高橋さんは朝日新聞の論壇コラムで自分にとってお馴染みで、弱者視点で社会を分析されています。
彼の小説は苦手ですが、NHK AMで番組”飛ぶ教室”を持っておられこちらは好きな番組です。
高橋さんだけ私より年上でした。
栗原さんが番組内でアナキストを自称されたのには驚きましたね。
私は若いとき、ルドルフ・シュタイナーに影響されて”個人主義的無政府主義者”と名乗ることがカッコいい
と思っていましたが、気が小さくて人前で披露できませんでしたから。
暮れから最近出版された「くらしのアナキズム」松村圭一郎 著を読んでいたので、一瞬 栗原さんと松村さんを
同一人物かと勘違いしました。そんな短期間に”アナキズム”という語が世間で聞かれるなんて
想像できなかったからです。
私はパンクの洗礼を受けています。
Sex Pistols 「Anarchy In The UK」や元祖日本のパンク 頭脳警察「銃を取れ」を
自身のレパートリーとしてきました。
赤軍とかアナキストはパンクと親和性が高いと認識しています。でもそれは’’80のこと。
最近の若い人は政治に関心が薄いしコミュニズムやアナキズムは彼らにとって過去のものだと踏んでました。
それが若い学者さんがこれを語るのですから、一回りして新時代が来たのかなぁ。
たしかに環境問題は若い人にとって最大の問題と言っていいかと思いますので、それにリンクする
コミュニズムやアナキズムが復活してもちっともおかしくないでしょうね。
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県下の全小学校のPTA会長が勢ぞろいする大会なのだが、そこで思ったことがある。
どの人も威勢がいい。
いやいやながらも会長に押されてその職に就いたなら会を治めなくてはならない。
当然リーダーシップが求められるし、その資質がある人が推挙されるであろう。
そんな人の集まりだから元気がいいのは当たり前か。
特に壇上にいる人はPTA連合会の会長たち執行部だからテンションはアゲアゲだろう。
私も保育園の保護者会 市の連合会執行部の要職に(順巡りの当て職だったが)就いたとき
会長はじめ皆からバンバン意見が出てきたことを思い出す。
責任感と高揚感がそうさせたのか。
PTAなどの会長職は、会社でいえば管理職級の人材だってことを実感した。
ただし、これは会社でない。子どもの育成/教育の携わる職だ。営利を求める訳ではない。
子どもを取り巻く環境に意見/立案していく団体だから、学校及び教育委員会、市や県、国に提言していくので、
どうしても政治的になる傾向がある。とおもう。
政治的といえば、その目で見てみるとなにやら彼らが(私も?)将来の市会議員候補に思えてきた。
ポジティブで目立ちがりやで正義感があり声高に自分の意見を主張できる人たちの集まりだからだ。
ただ気になったのはPTAの運営の骨子は学校の先生が作ってくれ、PTA役員はそれ認証したりアレンジしたり
することが多く、自ら立案することは少ないという事実。その理由の多くはPTA役員はそれぞれ会社や家庭で
仕事を抱えており、時間的の制約からなかなか運営の中身にまで踏み込んでいけないからだろう。
このPTA連合会もそのようで、執行部の背後に教育委員会などが見え隠れしていた。
(驚いたのが大会の宣言文で軍人の名句を採用していたこと。これはある先生の下書きをそのまま流用したらしい。
いいんかな?教育の場においてはふさわしくないんじゃないかと一応意見しました)
将来の議員候補であることは問題ないとしても、素案のまとめや文言を市の職員や県の職員、はたまた官僚に
求めるようなことがないようにしてもらいたいな。
リーダーシップとは元気で声高な資質だけではないぞ、と当時会場で思ったものでした。
選挙があるたびにそのときのことを思い出してしまう。
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革命の国の中国で激しい所得格差が起きていることに起因する。
革命により共産主義になった国では、ある程度富の分配が平等に行われるのが
建前上でもあるのかと思っていたのが、”?小平”が市場経済を導入し
みるみるうちに億万長者が生まれ、中国は共産党が支配する資本主義国家になったと
「違いねぇ」と感じるからその矛盾をつきたくなった。
あまりにも激しい貧富の差が生ずれば、なまじ革命を経験している国家だけ、
再び底辺層による「革命」が生じる可能性があるのではないか?と感じる。
ただ、どうやら”辛亥革命”はロシアでの革命の動機と随分違うみたいだ。
農奴解放というより儒教とマルクス主義の親和性が背景にある模様。
さて、今世紀の話題は中国抜きには語れないだろう。
米国は中国を「専制主義」国家と呼び対決姿勢を鮮明にした。
近年の中国の台頭は著しいので、どの国も警戒感を持つのは仕方ないだろうね。
私が子供の頃観た報道番組で中国を映せば、カメラに興味を持つ人民がその前に群がって
後進国であることを強く印象付けられたものだ。その感覚を引きずり「劣っている国=中国」
の図から抜け出せないから、現在の中国に恐れを抱いていると思われる。
ところで、中国は四大文明のひとつと数えられていることは中学の歴史で
だれもが学んだこと。日本との関係も深く、日本人が日本人であると自ら認識できたのは
古い中国のおかげであることは間違いない。遣唐使や遣隋使がはじまる以前にも大陸からなにかしら
の伝播はあったことは稲や里芋の伝来からも明らかで、縄文から弥生に至るにあたってその変化の
重要なファクターを数々もたらしただろう。
仏教や儒教は中国から伝わった。日本は中国をお手本にしてきた時代の方が長かったに違いない。
日清戦争に勝利したからとて「劣っている国=中国」とは明治以降のおごった認識だと私は思う。
歴史の蓄積はけた違いだろう。(だからといって日本に独自性がない訳ではなく江戸中期に
おこった「国学」がそれを証明している)
問題は現在の中国が、自らの蓄積を正しく使えているかということだ。
中国の価値観はたしかに欧米の民主主義国家とは違う。中華思想は完成されている。
ただし、彼らが欧州の思考に侵させた状態で中華思想を重ねれば、それは本来の中華思想
を間違って運用していると言えないだろうか?
革命を経て西洋的思考を身の内に取り込んでしまってる身では、その中華思想も西洋風に
アレンジされてしまっていて、偉そうに”中国4000年の歴史”と喧伝できないのでは、と思う。
国学でいう「からごころ」を排した「やまとたましい」を表したように、中国共産党から
「西洋思想」を排した「たましい(それは残念ながら「漢民族のたましい」となってしまうが)」
を表さないと、なにが中華思想かと思わずにいられない。
日本は中国との縁は切ってもきれない。米国との付き合いはこの国の歴史を思うとあまりにも
短い。たしかに民主主義は素晴らしい。我が国も本物の民主主義国家になって欲しいものだ。
しかし、だからといって中国と覇権主義を争う紛争に巻き込まれぬのは御免被りたい。
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豊田市美術館で開催されている”ボイス+パレルモ”展へ行って来ました。
豊田市美術館は中部圏ではいい企画を連発している美術館で、今回の企画も素晴らしい。ありがとうと言いたい です。
BEUYSの作品を観るのは数十年前に東京のワタリウム美術館以来でした。作品集にある写真でしか知らなかった作品もいくつか実際に見ることができて感激です。といいつつ、この時代の多くのアーティストの作品は「ありがたかって観るものじゃない」とも思ってしまいます。単にモノが並べられているだけで人の営みが薄いから(パーフォーマンスは肉体行為ですが)です。ドローイングは肉筆ですが、電話中に無造作に描くの悪戯書きみたいにも見えます。(と、やっとボイスからの呪縛を逃れたので辛辣なコメントを書いてしまいました。でもその悪戯がいいのですとフォロー)
ボイスっていうのはカッコいいんですよ。どこをどう切り取ってもサマになるのです。ポスターにサインしただけでも作品として成立してしまいます。こんなことができるのは、ボイスとアンディ・ウォーホールしかいないでは?そう考えた時、ボイスが”ロックスター”に見えてきました。彼が現れると地場に変化を与えオーラが漂う、コヨーテの遠吠えが会場を包む。まさにカリスマのロックスターそのものです。
パレルモはボイスの教え子だそうですが、作品が似ていないので好印象を持ちました。弟子は師匠の影響から逃れられないので、どうしても似た作品を作ってしまうものです。そうでないところがボイスも買っていたのかも知れませんね。
美術館のSHOPでは、ボイスの評論集のほかシュタイナー関連の著書も並べられていました。ボイスの作品を観る限りシュタイナーの影響を感じたりしませんが、その思想を消化しているからこそ自由自在に展開できるものなのでしょう。
会場には美大生を思しき人が多々みえましたが、若い人はボイスをどのように見ているんでしょうかね。ロックスター的ならば現在もその魅力を放っていることは間違いないと思うのですが、パフォーマンスビデオはその内容がミニマムであるのでついて来れるかな?またその思想を再解釈するためのテキストが日本では時とともに減っているのでハードルが高くなっていないかな?などと危惧もしますが、若い感性で作品から何かを感じ取って彼らの表現に生かしてくれるだろうからそれも杞憂かも知れません。
展示会最後の部屋にボイスが日本に招かれたときに使った黒板の作品があり、そこには「帽意子」「暮椅子」「墓異州」と漢字で名前が書かれていました。きっと日本の友人がボイスに漢字の当て字を教えたんでしょうね。そこから気に入ったの選んだと思われますが、なかなか奥が深い当て字だと感心しました。「帽意子」はトレードマークの帽子から、「暮椅子」は脂肪の乗った椅子かな。では「墓異州」とは? 私はユーラシアを駆けめぐるウサギを思い浮べましたが、「墓」の当て字とは、このとき自分の死を予感していたのかどうか・・・ラストをかざる作品からそれも想起させる展示内容でした。
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ロシアの「二月革命」「十月革命」についてよく知らない。
レーニンについてほとんど解らないし、スターリンと言えば遠藤ミチロウのパンクバンドのことだった。
トロッキーは、スターリンとの跡目争いに敗れメキシコに亡命しディエゴ・リベラの妻フリーダ・カーロと
不倫していたことは、メキシコ好きなので知っていたぐらい。
美術史の方が興味があってロシア・アバンギャルドや第3インターナショナル記念塔が好きだった。
レーニンは若い日にマルクスを知ったという。一方、ローサルクセンブルグはドイツでの革命が失敗して虐殺された
という。(ちなみに、私にとってローザルクセンブルクとは「どんと」率いるバンドのことで一押しであった)
さて、ソ連が崩壊したときのことは覚えている。その情報を名古屋のギャラリーASGの2階にあった飲み屋
「がらん屋」で興奮しながら聞いた。その後、知人からベルリンの壁の破片をもらったな。
ペレストロイカのゴルバチョフとポーランドのワレサの名を80年代終わりから90年はじめにしばしば聞いた。
ロシア皇帝を追い落とした労働者と農民がロシア革命を起こしソビエト連邦を樹立させたが、共産党の支配によって
経済活動の不調が続いたことと西側からの情報化の波がソ連を崩壊させたのだろう。
ソビエト連邦がロシア連邦になったところでプーチンが出てきた。
そのロシアがきな臭い。プーチンはあの手この手で憲法を改正し2036年まで大統領に居座ることに成功した。
政敵になりそうなアレクセイ・ナワリヌイに毒を盛ったとうわさされるが、そのやり口は信長がいた戦国時代なみだ。
*
最近、若手の学者 斎藤幸平が注目されている。Eテレで放映された”100分で名著”という番組で「資本論」の解説
をしていたのを観た。マルクスの著した「資本論」の新解釈が彼の学説であるのだが、とても説得力がある。
資本主義の国々では、共産主義は嫌われ者だ。それを著したマルクスを研究することを選んだ斎藤氏とは、何者
なんだろう?その彼の学説やひいてはマルクスの主張がやっと現代に追いついてきたのか・・・とても面白い。
*
ユーラシア大陸、その中でもロシアはとくに広い。ロシアに国らしいものが生まれのはほかのヨーロッパの国々と
比較して遅かったという。寒さのせいか? シベリアで捕れる毛皮が重要な資金源であったそうだ。
寒いということは農業生産性が上がらないと同じ意味なので、その貧しさが革命の遠因になっているだろう。
ロシアの冬は今年も続く。プーチン政権下でKAKUMEIが再び起こっても不思議ではない、かも。
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不正選挙だと喧伝するのは多少無理があるにせよ、7300万票を獲得した事実は大きい。
なぜ、トランプ氏がそれほど支持されるか?
との疑問の解答が論者によってさまざま語られているが、
私も”素人の思い付き”としてひとつの仮説を立てた。
「トランプ政権は革命政権だったのだ」
つまり、トランプ氏は革命軍のリーダーだったということだ。
革命を望む市民に愛された結果が、今の現状だということではないだろうか・・・
各メディアのトランプ支持者のインタビュー記事を読んだ中で、
暴力的な運動や言動をしない中間層の白人支持者が、トランプ氏の発言が行き過ぎで嘘が多いことを認めつつ、
それを差し引いてもトランプ氏が米国の改革してくれる唯一の人間であることを信じて疑わない
のを知った。
米国のブルーカラーにとっては、民主党支持者のインテリやホワイトカラーが自分たちに有利な政策を
推し進めているように見えるということだろう。富と権力は”支配階級(エスタブリッシュメント)”が牛耳っている。
それに打破するには常識に捉われない”革命家トランプ”を大統領に据えるしか方法はない。
(ただ、”社会主義者”を嫌悪する支持者にとっては、「KAKUMEI(Revolution)」の語はご法度であろう。だから
革命家との認識はない)
歴史が物語る”革命”は革命家ひとりによってなされるのではない。民衆によって革命家が押し上げられて成立するものだ。レーニンも毛沢東もゲバラもそうであっただろう。
そのような意味でトランプも米国人に愛され押し上げられてる部分もあった。その獲得票数から読める。
まぁ素人の大胆な思い付き以外にはトランプ氏はビジネスマンであって革命家とは呼ばないだろうが・・・
さて、トランプ大統領の敗北で米国のは「KAKUMEI(Revolution)」失敗したのか否か?
100年後の検証を待つ。
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古い建物をリニューアルして開店したいわゆる”独立系書店 ” ひらく本屋/東文堂本店。
外から覗いても雰囲気がすでにいいです。
店内に入ります。
個性がある本が隣り合わせで置いてあって、刺激的です。
なんか買って帰らねば。
いいと思った本屋を応援するのには、本を買うのが一番です。
そこで出会ったのが「食う寝る遊ぶ 小屋暮らし」(中村好文著)。
売れっ子住宅建築家"中村好文"の写真・イラスト入りエッセイ風小屋作りと小屋暮らしの本。
(建築も素敵ですが彼の文体はとてもいいです)
信州で廃屋を見つけてそれを改造した小屋「LEMM HUT」を作ったときの記録ですが、
私も少年の日に廃材で手つくりした「犬小屋のような小屋」を作ったことがあり、それ以来
「小屋つくり」情報に敏感です。
ちなみに小屋といえば、ル・コルビュジェの南フランスの小屋とか「森の生活」ソローの湖畔の小屋とか
が有名ですね。
この「LEMM HUT」はエコな暮らしを実践する場として設計されていますが、
中村氏により細かいところまで気配りされており「からくり」のような装置があちこちに
溢れていて、ページをめくるたびにワクワクしました。
*
質素な小屋のことを日本では「庵(いおり)」と呼んでわざわざ固有名詞にしていますね。
世捨て人の住まいという感があります。そういうものに日本人はあこがれを持っていたということでしょう。
芭蕉は深川に「芭蕉庵」があったし、良寛も「五合庵」があって日々の出来事を歌にしました。
吉田兼好の「徒然草」にも家に関する記があってだれもが一度は聞いたことがあると思います。
「家の作りやうは、夏をむねとすべし。冬は、いかなる所にも住まる。
暑きころわろき住居は、堪へ難き事なり。
深き水は、涼しげなし。浅くて流れたる、はるかに涼し。
細かなる物を見るに、遣戸(やりど)は、蔀(しとみ)の間よりも明し。
天井の高きは、冬寒く、燈(ともしび)暗くらし」
これも質素な建築のことだと想像できます。
現在、私が借りてすんでいる家は大家さんによると築100年以上は経っているそうです。
所々に手が加わっていますので、古い民家という風情は薄いですが、
基本的に木と紙と土とガラスの自然素材でできています。
断熱材など入っていないので、冬はとても寒いです。ただ夏は涼しくできています。
兼好法師が書いたままです。
小屋よりは大きいですが機能は小屋と同じようなもので、外の気配を感じるまま
外の延長のような住まいですが、気にいっています。
住んでいるうちにモノが多くなってきたので、いずれ断捨離してそれこそ「庵」にしたいです。
「小屋」というキーワードがいつの間に私の生活に密着して来て、板に付いてきました。
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5月の終わり、NHKFM”サカナクション・山口一郎のナイトフィシングレディオ”で
新型コロナの影響における音楽界の現状と展望について、サカナクションの山口一郎と
アジアンカンフージェネレーションの後藤正文のトークがありました。
山口氏はここのところずっと真摯に新型コロナにによって音楽業界がどう変わったか検証して
くれているアーティストです。
後藤氏との対談のオンエアー前後の同番組には業界団体のトップを招いてお話を聞いています。
そのことからも山口氏の真剣さが伝わってきます。なぜなら音楽番組なのに音楽をあまり流さない
トークを日曜夜6時というゴールデンタイムにNHKで放送するなんて前代未聞だからです。
番組制作サイドも山口氏への厚い信頼があるということとなのでしょう。
さて、山口氏と後藤正文ことゴッチとの新型コロナ禍で感じた音楽と社会/政治との関係についての
対談でゴッチの発言にドキリとしました。
ゴッチがすでに亡くなっているドイツ人アーティスト”ミヒャエル・エンデ”と”ヨーゼフ・ボイス”の名前を
出したからです。またボイスの芸術概念である「社会彫刻」についても簡単に解説しました。
(ボイスは1986年にエンデは1995年に亡くなっています。2020年に日本の番組の中で
「社会彫刻」について語られるなんて驚くべきことだと私は感じました)
ゴッチは岩波書店が1992年に出版した「芸術と政治をめぐる対話/ミヒャエル・エンデ ヨーゼフ・ボイス」を
読んだと思われます。芸術と政治について考察するなかでこの本に出合ったんでしょう。
この本の中でエンデとボイスの間には主張の隔たりがあるのですが、その差こそがこの本を手に取った人々に
芸術と政治に関係について幅広いインスピレーションを与えてくれているといえます。
ゴッチが番組で語ったことを私なりに要約すると、
ボイスは全ての人が芸術家であると考えているので、すべての人の仕事には芸術性がある。
つまり人々の総体である社会はアート(芸術)であると言える。
同じように政治も社会の一部であるから政治もアート(芸術)なんだ。
一方、エンデは芸術家は当別な存在ではなく数ある仕事のひとつである。
芸術家の仕事のひとつは新しいイメージを作ることであるから、その新しいイメージによって
社会が変わっていくこともできる。
というものじゃないかと思いました。
エンデは作品の中に政治的なメッセージを込めることには反対の立場です。
それでもなお、ボイスとの対談に応じるということは、少なからず政治に関心があることを示して
いますし、実際エンデの作品のイメージは社会/政治的に関するものを呼び寄せていました。
(エンデの作品「モモ」を手にしてデモに参加する人々がいたという)
二人に共通しているのは、ルドルフ・シュタイナーが掲げた『社会有機体三分節化』の支持でした。
それは「精神生活における自由」「経済生活における友愛」「政治生活における平等」というものです。
もろに政治との関連がありますよね。
エンデは晩年には「根本からお金を問う」ことをしていました。パンを買うお金と株に投資するお金は
別のものじゃないかと問うたのです。残念ながら「お金」を「モモ」のような「時間」を題材にしたような
作品として発表できませんでしたが、生きていたらすばらしい作品を書いたに違いないでしょう。
本の中でエンデとボイスが一致する場面がありました。ヴァン・ゴッホに対してです。
彼の絵が現れる前と後では世界が変わったと・・・・
本当にそうですね。芸術がこの世の価値判断を変えてしまった好例ですね。
*
ゴッチの発言からボイスとエンデが撒いた種がこの日本で発芽してることを素直に喜んでいます。
関連ブログ:http://blog2.9notes.org/?eid=619 http://blog2.9notes.org/?eid=111
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それは「傷寒論」の条文に書かれた内容のことです。
(正確には「傷寒雑病論」。「傷寒論」と「金匱要略」2冊からなる)
(日本では漢方の原点となる著書。漢方は日本的な呼び名)
約2千年前に著された病気治しの本です。(この本は西洋の「聖書」に対して東洋のベストセラーです)
この著者、張仲景(ちょうちゅうけい)は、今の中国の湖南省の知事みたいな方で
揚子江地方にあった伝統医療を体系化しました。
あらゆる病気治しがその本の中にあると言われています。
その序文の中でこの本を著した理由をこう述べています。
「余の一族は、もともと二百にあまるほどあったが、建安元年から十年もたたないのに、
死亡する者が三分の二にも達した。その中で十中の七は傷寒にかかって死んだ。
その昔、死亡者の続出したことや、年若くしてむなしく死んでゆくのを救う手段のなかったことを嘆じ、
こんなことではいけないと、そこで真剣になって。古人の訓(おしえ)を探し求め、
諸種の薬方を採り集めて、傷寒卒病論を著した。」
(大塚敬節 ・臨床応用 傷寒論解説より)
「傷寒」とは急性病のことです。
この条文と現在流行している新型コロナウイルスとの類似性を指摘する人が、
中国本土はじめこの本の恩恵を受けたアジア各地にいることでしょう。
「武漢」は、湖北省にあり張仲景がいた湖南省の隣にあたります。
新型コロナウイルスはこの地方の風土病ではないでしょうか?
そうであれば(そうでなくても)「傷寒論」の中の処方で十分対応できるはずです。
急性病つまり風邪(空気にのって感染)の処方を陰陽虚実に応じて処方すればいいのでは?
今のような医療体制ができる以前から人間は病気を根本から治すことができたのです。
湖南省でも同じような歴史が連なっていたはずです。
(きっとそう治療している医者がいると信じる)
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なにげに見ていたら、その中に『サンデーモーニング』がランクインされていた。
これには驚いたよ。
大抵は話題のドラマかスポーツ、もしくは連ドラが入ってくるもので
その他は、だれもが知ってるバラエティー番組が常連。
その間に硬派のこの番組があるっていったい何?
日曜朝はほかに番組ないからなぁ・・・と思いきや
どの局もニュースバラエティかワイドショーが目白押しの時間帯。
皆がこれを選んで観ていることがわかります。
私もFacebookでたびたびこの番組を取り上げられているのを知って
観るようになった口で、すぐにファンになりました。
関口宏キャスターにポピュラリティーがあるから優しい切り口に見えるけど、
コメンテーター陣が充実して鋭く時流を解説してくれ見がいがあるね。
特に若手が頑張っています。
フォトジャーナリストの安田菜津紀、女子高生サポートセンター代表の仁藤 夢乃、
荻上チキなどなど勉強しているなぁと感心しています。
ただ、日曜日くらいゆっくり起きたい気分でそれが唯一マイナスポイント。
土曜日の朝のNHKFMのピーター・バラカンの番組もそう。
『ウイークエンドサンシャイン』は7時半からで『サンデーモーニング』は8時からです。
『報道ステーション』も『NEWS23』もアナウンサーだけでは、時流に深く切り込めてないよ。
視聴者は、筑紫哲也クラスのキャスターを求めています。
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【2019年を振り返って】
コラム欄をずいぶんお休みさせていただきました。
ほんの少しだけのつもりだったのですが・・・・
きっかけは、ロシアからと思われるスパムがひどいのと
書かなくても検索数が変わらないのが解ったこと。
それと、少しきつめに書いたコラムを読む人が多いのが解って。
自分ではあまりできのよくないコラムだと思っているんですよ。
それが、読まれるのは複雑な心境ですね。
また、この欄をぼちぼち書こうとは思っています。
書きたいことも、少しは溜まってきたので。
だれか書かないかなぁ、と思っていることがあって
でも、だれも書いてくれないし・・・
ぼちぼち行きますよ。
(ぼちぼちっていい言葉だぁ)
2020年、意味のある年になりますように。
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山口一郎がラジオのパーソナリティをやってる関係で
なんとなく聴くようになったら、
シンパシーを感じるようになってた。
新アルバムをリリース予定を歌詞が書けないからと
延期したそうだ。
うーん。
わかるところがある・・・・
(延期した勇気に乾杯)
https://www.youtube.com/watch?v=LIlZCmETvsY
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ファンは皆マニアックでストーリーだけでなく細部まで詳しい。
しかし!
私はどうもいただけない。
『ガッチャマン』はどうしたといいたい!
『科学忍者隊ガッチャマン』は『ガンダム』を凌ぐ内容だったではないか。
いや、そこは『ガンダム』にも敬意を表して
『科学忍者隊ガッチャマン』は『ガンダム』と同等のレベルだたっといいたい。
『科学忍者隊ガッチャマン』はすごいのだ。
『科学忍者隊ガッチャマン』はタツノコプロが製作したアニメで、
地球制服をもくろむ「総裁X」とその組織ギャラクター総裁『ベルク・カッツェ』が
G1号から5号までの少年・少女で結成された科学忍者隊・ガッチャマンと戦う話である。
毎回、キャラクター溢れるメカが登場して子供心にもワクワクさせてくれた。
同プロダクションのほかのシリーズ『タイムボカン』も基本的に同じ路線だったよね。
私はリーダーの『大鷲のケン』よりも『コンドルのジョー』好きだった。
大人びた言動が魅力だったね。
『コンドルのジョー』が白眉であったその頂点は、最終回においてで、
地球爆破を爆破しようとする『総裁X』の基地に潜入した手負いの『ジョー』が
最後の力を振り絞って投げた手裏剣が敵の機械の歯車を狂わせて地球を救うラストシーンだ。
私はこの場面を何度も思い出す。
そして、こう考えることにした。
「他人には一見無駄のように見える行為でも、回りまわってこの世界を救うことになるかも
知れないのだ。心のこもった行為はときにそういう奇跡も生むのだ。
そんな現象を『コンドルのジョーの奇跡』と呼んで胸に刻もう」と。
そんな教訓をも生んだ『科学忍者隊ガッチャマン』は偉大なり。
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記憶に残る美しいシーンは乱舞する蛍でした。(一方、焼夷弾だという話もありました)
とはいえ映画ラストのシーズンは今頃(6月末から7月はじめ)でしょうね。
蛍の季節といえば、夏本番のちょっと前で蝉が鳴く前のわずかなときです。
*
ウチの前の小川にも蛍がいます。縁側から点滅が見えます。
でも、ここ数年川辺まで降りて行って眺めたりはしなくなりました。
一人で観てもきれいなはずですが、ややわびしさも感じたりするからです。
子供の歓喜の声と相まって観る蛍は、格別なことを知ってしまったからでしょうか。
*
美しさを感じるこころを”情緒”と呼びます。
蛍の光をエネルギーと見る理性とは対極の感覚です。
それが、あるゆえ人間は感動をおぼえるのです。
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恵那に移住して働きだした木工屋の社長がアル中でとんでもない経営をしていたので、
この社長が木工会社をやれるぐらいならば、もろもろ差し引きしても自分の方が”まとも”と言えるだろう。
だから自分でもやれるんじゃないか?と、その社長を”半面教師”として『木工』で独立した。
しかし、資本もなしに独立したので2年間は本当に喰えなかった。
製材所の切り落としの材木をトラック一ぱい格安で買って、使えるところより分けつつ
つてでもらった仕事で利益の出ない価格の家具を一点一点作っていった。
木工機械もそろっていなかったので、仕事でお金が入るとひとつ機械を買うという状態が数年続いた。
そのうち近くの職人さんが自分の工場を使ってもいいぞ、と言葉をかけてくださったので
そこの大型2層の木工機械を使わせてもらい仕事を続けた。
材木は生木の状態で買うとそんなに高くないが、乾燥するまで数年待たなくてはならない。
仕事ではすぐつかえる材木が必要だった。乾燥材を扱う業者との出会いで仕事は回るようになったが、
乾燥済みの割高材では利益はわずかだった。
自転車操業で11年『木工家具工房』を運営したが、最後となった『新作家具展示会』が不振で
自転車が倒れて前に進めなくなってしまった。
仕方ないので一旦避難するかと思っていたときに、近隣のギターメーカーが従業員の募集を
していると聞いたのでダメ元で応募したら採用されたので驚いた。
45歳で採るとは思わなかったが、かつてギター業界にいたのが幸いしたのだろう。
そのときはまだ工芸のグループ展やバックオーダーを抱えていたので2年間は会社勤めと
自宅の工房での製作で日々おおわらわだった。
大きな会社勤めははじめてだったので、働くにあたって目標を立てた。
「3年で大きなプロジェクトを実現しよう」と。
個人経営の工房では、プランがあっても資金がなくてできないことがたくさんあった。
なので、勤めではそれを実現してみたいと思ったのだ。メーカーだからこそできることもある。
3年間でいくつかのプランを提出したが、「面白い」とは言われてもそれを実際に任せてもらえる
ことはなかった。ならば自力でそれを実現するか、と再び『独立』モードに入った。
そのタイミングでかつて働いていたギターリペア工房の親父さんが引退された。
そこの工房へ入門するときの条件は「俺が引退するまでは中部圏で独立しないこと」。
これでギター修理工房として『独立』が可能になった。
リーマンショック後は木工家具や工芸を扱うギャラリーや購買層がぐっと減っていた。
迷うことなく独立には『ギター修理工房』を選んだ。
と言ってもこんな田舎で修理屋を営んでいけるだろうか?
どうすればやっていけるか経営の柱を練ってみた。
ひとつはメーカーで実現できなかったプランを自力で開発すること。
もう一つは『乾燥』技術を確立すること。
この二つの完成が田舎で『ギター修理工房』を開く自分なりの条件となった。
会社をすぐに辞めることなく2年間勤めながら試作と実験を繰り返し、
それらのプランの目途がたったところで2回目の『独立』と相成った。
これでめでたしめでたしとはならない。
また苦しい自転車操業が始まったのだ。
だけどしょうがない。そういうことを選ぶ性格なんだよね。
教訓 「資本のない物は独立しない方がいい。それでもやるものは馬鹿者だ」
・・・「馬鹿は死ななきゃ治らない」
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一方、大人は本音と建前をうまく使い分けることができる種族だ。
その種族は絶えず”現実”という名の下にひれ伏しているざまだ。
小学生の純粋な心の前にするとその種族の一人・私は恥ずかしいと感じる。
すみません。あなたの言うことが正しいと思います・・・・
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沖縄全戦没者追悼式・平和の詩「本当の幸せ」から (2019年6月23日)
”本当の幸せ”
糸満市立兼城小学校6年 山内玲奈
青くきれいな海
この海は
どんな景色を見たのだろうか
爆弾が何発も打ち込まれ
ほのおで包まれた町
そんな沖縄を見たのではないだろうか
緑あふれる大地
この大地は
どんな声を聞いたのだろうか
けたたましい爆音
泣き叫ぶ幼子
兵士の声や銃声が入り乱れた戦場
そんな沖縄を聞いたのだろうか
青く澄みわたる空
この空は
どんなことを思ったのだろうか
緑が消え町が消え希望の光を失った島
体が震え心も震えた
いくつもの尊い命が奪われたことを知り
そんな沖縄に涙したのだろうか
平成時代
私はこの世に生まれた
青くきれいな海
緑あふれる大地
青く澄みわたる空しか知らない私
海や大地や空が七十四年前
何を見て
何を聞き
何を思ったのか
知らない世代が増えている
体験したことはなくとも
戦争の悲さんさを
決して繰り返してはいけないことを
伝え継いでいくことは
今に生きる私たちの使命だ
二度と悲しい涙を流さないために
この島がこの国がこの世界が
幸せであるように
お金持ちになることや
有名になることが
幸せではない
家族と友達と笑い合える毎日こそが
本当の幸せだ
未来に夢を持つことこそが
最高の幸せだ
「命どぅ宝」
生きているから笑い合える
生きているから未来がある
令和時代
明日への希望を願う新しい時代が始まった
この幸せをいつまでも
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神社の境内沿いにある汲み取り式便所の窓に蜘蛛が巣をはっていた。
天井から対角線に巣をはるタイプじゃない蜘蛛なのだろう、
少し開いている窓をうまく使って綿菓子状の巣がつくられている。
蜘蛛の糸は1点から1点へ線状にはるのが基本形だが、
線を外へ引っ張る複数の力が働けば、その線は円になる。
そして、円の中心線をいくつもずらせばその円は3次元になる。
つまり平面の巣ではなく米国テレビ映画”タイムトラベル”のような空間が
用を足す目の前の窓の隙間にあったのだ。
そこへ一匹の蠅が飛び込んだと思った瞬間にトンネルの奥から
蜘蛛が現れたかと思うと蠅に一撃し麻痺させたかと思ったら
トンネルの奥へ引きずり込まれてしまった。
OH!ラビリンス!
(Labyrinth:ギリシア神話。半人半牛が閉じ込められた迷宮)
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その取次が赤字に陥っているというのです。
その大きな理由は、雑誌販売の不振だそうです。
本屋の主力商品は長らく雑誌でした。
週刊誌や月刊誌などが日替わりで本屋に並べば
リピーターが買ってくれていた時代は過去のことで、
昨今はスマホで情報を得る人が多いようです。
スマホは文字媒体でもある訳ですね。
出版社も苦境であることは容易にわかります。
それもここまで来たかという事件が、つい最近ありましたね。
講談社の女性雑誌”ViVi"が自民党のキャンペーン広告でコラボした件です。
出版社も勝ち組・自民党に媚びたいのでしょう。
TV各社はすでに官邸の手に落ちているので、今度は出版業界がそこに
取り込まれていく気配を感じまています。
そうなれば戦前の大政翼賛会の復活です。
(おそろしや・・・言論の自由も制限される日が再び来るのか?)
出版・報道などマスメディアは(学問などの教育やスポーツなども)、
本来は権力と距離を持つ見識があったもんです。
それがこのテイタラクはなんとしたものか・・・・
ネットによる情報拡散は、既成のマスメディアを超えるものとして
期待がかかっていましたが、それも?マークが付きますね。
分断を増幅させるだけだとも思えます。
雑誌の良かった点は、様々な意見・コメントが同時に読める点でした。
ネットは検索エンジンによってその人の嗜好に沿った分配が
されてしまいますから。
雑誌好きの私としては、雑誌の復権を望むばかりですが、
どうなって行くのでしょうかね?
出版社・報道機関がネット業界と組んで総合的なマスメディアを
立ち上げることは可能なんでしょうか?
模索している段階ではないのかな?
どちらもハンドルを握ろうと綱引きしてるよね。
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本編は2014年1月18日・ブログ欄「古いギターはいい音がするのさ」での文を再録しました。
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『ピタゴラスイッチ』
有名なピタゴラスの定理ってのがありましたね。直角三角形の3辺の長さに関する a2+b2=c2という公式がそれです。私は数学が苦手で「そうだったなぁ〜」程度の認識ですが、そのピタゴラスが音楽にも影響を与えていたとは・・・これまで知りませんでした。
ピタゴラス音階がそれです。
「音程は数の比で表される」
例えば、オクターブは1:2、五度は3:2、四度は4:3になることを発見しました。その理論により12音階が作られました。弦を張って実験したモノコードという楽器はギターの原型になりますね。フレット計算の元になっています。
このように作られた音階は純正律音階できれいな和音が発せられますが、転調するには不便なことがあって後に平均率が作られました。現在のギターのフレットは平均率で切られているとのこと。多少の不協和音は目をつぶったということです。
私はパイプオルガン工房出身で、親方のかばん持ちとして各地の教会やホールのパイプオルガンの調律に立ち会ち合いました。その中で古楽器としてバロック音楽のみ演奏するパイプオルガンの調律を手伝った時に、びっくりしたことがあったのを思い出しました。
パイプオルガンのパイプは鍵盤の数だけあります。その上「ストップ」と呼ばれる音色を選ぶノブの数に鍵盤数を掛けた数のパイプが一台のオルガンに存在します。それだけの数のパイプを備えたオルガンは、2階建の家くらいの大きさになり、パイプを調律するときはそこまで上って仕事することになります。
「コンソール」と呼ばれる鍵盤があるところと音の出るパイプは離れていますので、弟子はその鍵盤のところで親方が上から指図する鍵盤を弾き調律を手助けします。
上から「ツェー」と言われればCを、「ゲー」と言われればGの鍵盤を弾くのです。(ドイツ語で発音してます)その時、基本のピッチに合わせた音に対して和音を弾いて、その和音の波を消していくのがオルガンの調律です。
そのときのこと、隣り合った鍵盤を同時に弾く指示が出ました。今までの経験ではこうしたら不協和音が出るはずですが、なんと波のうねりがなくなり和音として鳴ったのです。「?」
古楽器の調律には、「ヴェルクマイスター」とか「ミーントーン」とか「キルンベルガー」とかあって、転調はできないけれど美しいハーモニーを奏でる調律があります。さきほどの例がどの調律だったか覚えていませんが、驚きと納得が同時に得られた瞬間でした。音が澄んでいるのです。
平均率だけが音楽じゃないですね。
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田舎に移住して来てずいぶんになるのに未だにうまくならない。
うまくなるとは、カブトムシやクワガタがいる樹を見つけられる知恵がついたことを言う。
つまり、私にはそれを身につけることができなかったのだ。
子供たちが小さいころは、なんとかしてカブトムシやクワガタを捕らせてやりたいと
あっちこっちの林や森を探したが、叶わなかった。
せいぜい水銀灯の下で捕獲したり、あっちから部屋に飛び込んで来たのを捕まえたくらいだった。
そうだ、唯一発見した樹があったっけ。
それは畑の入り口にあったクヌギの若い樹で、落ち葉色の蝶々が飛んでいたのを覚えている。
微かに樹液の発酵した匂いが辺りに漂い、幹にカミキリムシが開けた丸い穴があった。
樹皮がところどころ剥けていて、そこにクワガタが潜んでいた。
カミキリムシが先頭になって”どんぐりの樹”(コナラ・クヌギ・クリ・カシ)に穴を開けて
そこに様々な小昆虫が樹液を求めて穴を拡張して、樹液が多く出てくると
カナブンやカブトムシ・クワガタがやって来ると思われる。
日当たりのいいところに生える樹の方が成長の勢いがいいので、案外道脇の樹に昆虫がいる
のだと思う。森深く入ると薄暗いので樹液の出る樹にはお目に掛かれない。
つまり、人が生活する近くにいるのだ。里山がそうだね。カブトムシはシイタケの原木を
放置して廃木なったところに卵を産み付ける。
大型のクワガタは越冬するらしい。洞に隠れているのかな?
*
その唯一の樹は、土地の持ち主が薪用に切られてしまった。
その後、それに匹敵する樹にはお目にかかっていない。知恵がついていないのだ。
久々にその道を通りかかった。
切り株から新しい幹が伸びて樹影ができるほど育っていた。
そのほとりに腰かけて見上げた枝の隙間を、落ち葉色の蝶々が舞っていた。
たしかに甘い匂いがする。
ということは・・・・
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そもそも工期がきりぎりに設定されているので現場は修羅場だろう。
建設現場の”安全”は絵に描いた餅状態であることは、容易に想像できる。
「とにかくオリンピックに間に合わせろ」とゼネコンから指示されているに違いない。
(指示の痕跡は残らないだろうが・・・・)
元々コンペの選定から不透明だった。
サハ・ナディド案が決まったのにも関わらず白紙に戻され、
コンペのやり直しとは前代未聞の珍事だった。
審査委員長の安藤忠雄も責任も逃れに終始した感がある。
新たに決まった隈 研吾の案は、「木材」をふんだにに使う設計だが、
型枠材を作る材としてマレーシアの森林の違法伐採が指摘されたりしている。
他国の森を裸にしてまで新国立競技場を作る意味があるとは思えない。
地元に人に聞いた話だが、各県に建築材の提供を求めていて
優良材の確認の打診があったそうだ。(そんな木はついえてない)
「供出」とは時代錯誤の感覚だろう。
*
サッカーファンにとって元日の国立競技場は特別な存在である。
その競技場に汚点がついていては、神聖な気持ちも萎えるというものだ。
何がいけなかったのだろう・・・
『オリンピックを再び東京で』などの妄想がおかしかったのではないか。
ただの妄想であったらよかったのだ。
それを現実化しようとしたところから、あからさまな利権争いと
政治力学によりゴリ押しが、まかり通るようになったと思う。
新国立競技場が「夏草や兵(つはもの)どもが夢の跡」にならぬように・・・
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共通しているところがあり興味をそそられた。
その2冊とは、金子光春の『ねむれ巴里』と岡潔の『ラテン文化とともに』。
詩人と数学者がパリに洋行したときに自身の身の回りに起こった事象が記されている。
金子は2回ほどヨーロッパに訪れているが、『ねむれ巴里』の内容は2回目のパリ滞在でのこと。
記録によると1930年とある。一方 岡がフランスに留学したのは1929年とあるから
二人はほとんど同じ時期にパリにいたことになる。
両方の本から、その当時パリに遊学・留学していた日本人は相当数いたことがわかる。
画家を目指したり政治を学ぶための官僚や技術を学ぶ民間人が、パリにいたのだ。
世界の中心であったパリに向わせたのだろう。
パリは世界中からとんがった人間が集まって、エキセントリックな街になっていた。
(60年代になるとそれがニューヨークへと移るんだが)
どうも当時のレートは円が強かったようでお金持ちならヨーロッパに行くことも可能だったようだね。
もちろん一般の民・百姓には夢また夢の世界であったろうが、
地方の名士や中央のハイソな家庭ではそこそこ蓄財があったことが、
例えば陶芸の富本憲吉や詩人の高村光太郎や画家の藤田 嗣治の洋行でわかる。
彼らがパリやヨーロッパで学んだエスプリは、太平洋戦争前後の日本の文化に大きな影響を与えただろう。
興味深かったのは、彼らが白人コンプレックスをあまり感じなかったことだ。
西洋と肩を並べる国の勢いを日本に感じていたからだろうか。(だから無謀な戦争に突っ走った)
*
現代の中国人がそれと似たような状態かも知れぬ。
米国大統領におべんちゃらばっかりしている我らの宰相は、コンプレックスの塊かも知れぬが。
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”おせっかい”と”親切心”は紙一重だね。
相手にとって良かれと思う気持ちが、そうさせる訳だけど、
却って話をややこしくさせることになったりもする。
その場合、その”親切心”が自分よがりになれば”おせっかい”となる。
自分よがりは、どこかで打算が働いている。
しかし、自分はそれを認めたくない。
そこがそもそもの間違いだろう。
だから気持ちがいつまでもモヤモヤする。
と、私の場合の話 でした。
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5月の今頃、この地方では『ヒトツバダゴ』の樹に咲く花が「花盛り」になります。
白い花が”立ち木”いっぱいに咲くので、樹そのものが白く輝く感じに見えるのです。
それは、まるで5月に降った雪が、樹の枝いっぱいに積もったようにも見えます。
「いっぱい」という副詞を何度も使いたくなるような白い花花花。
その花弁一枚一枚は細い”線”のようです。
(線が表すその色は淡い空気感を抱えており、その結果 樹そのものが膨張して見えます)
モクセイ科だそうで、よく知られた『キンモクセイ』は仲間の樹です。
こちらは秋に開花してその匂いが秋の風物詩になっています。
『オリーブ』も仲間のようです。
どれも人間の五感に働きかけますね。
『ヒトツバダゴ』は親しさをこめて”なんじゃもんじゃ”と呼ばれているのでしょう。
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叔母は熱心なカトリックのクリスチャンでその葬儀もミサ形式で行われた。
ミサはカトリックの祭儀で『聖体拝領 』を中心に組み立てられていると思う。
『聖体拝領(せいたいはいりょう) 』はパンと葡萄酒をキリストの身体としていただく儀式のこと。
信者(洗礼を受けた者)は神父からパンを戴いた後、席に戻って静かに「お祈り」をする。
「お祈り」は神と対峙し自分を顧みたりする時間であると思うが、その実は霊的な糧を得る時でもある。
「霊的な糧」と書いたが私は神と一体になる試みだと解釈している。
*
小学校の高学年から中学生まで、日曜日になるとカトリック教会に通っていた。
日曜学校に入っていたのだ。そこでは聖書をこどもにたちに解るように教えていたと思うが、
私は讃美歌を大声で歌うのが好きで通っていたので、内容はほとんど覚えていない。
(結局、洗礼を受けなかったので私は信者でない)
日曜学校が終わると大人といっしょにミサに出た。
なぜだか『聖体拝領 』の後の静寂なときが好きだった。
「お祈り」するフリをしていた。というより何を「お祈り」していいのか解らなかった。
20代後半にメキシコに旅した。
そのとき安息を求めて教会に入った。そこにいると異邦人としての緊張が解けたのだ。
教会で十字架の前にひざまずき「お祈り」をした。
「神様、お守りください」
*
その後は仏教に興味が湧いた。
仏教の中では『禅宗』が自分には一番合っていると感じている。
『禅』では「座禅」がその神髄だろう。そのため「ただひたすら座る」の実践をいつかと念じていた。
念じていたが、いつまでもなかなか実践できない自分に苛立ったりあきらめたり・・・
そして叔母の葬儀で気がついたのだ。
「お祈り」も「ただひたすら座る」もその姿勢によっては同質なものに昇華できるのではないかと。
(”違う”という意見もあることは承知だ)
ヨーロッパの中世、どこかの修道院の神父が「祈り」について徹底的に考え実践した教義があった、と記憶している。
詳しいことは覚えていないが、古今東西人間にとって「瞑想」の重要性は同じなのだと思う。
「お祈り」の時間を持とう。
「座禅」したことはないが「お祈り」は子供のころから実践していたのだ。
叔母からの贈り物として「祈り」を復活する。
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中国と米国が覇権争いを行っている。
(貿易関税のアップの泥試合を行おうとしている)
というより、トランプ氏は大統領の椅子をなんとしても守りたい一心で
支持者にアピールしているというのが正解でないか。
一方の周氏も自身の帝国あるいは王朝を作ろうとしているのではないか。
皇帝になりたいのが本音でないか。
米国における民主主義国家としての一面と軍事国家である一面は表裏一体であるが、
それを分析できる学者・ジャーナリスト・知識人は多くいる。
だが、中国における共産党一党支配の構造について、その中国史をさかのぼって
解説できる知識人が少ない気がする。
その論説にあまりおめにかかれない。
中国の意識構造についてもっと知りたい。
(共産主義を叩くだけでは、彼の国はわからないだろう)
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”チコちゃん”を観てて思ったよ。
これって昭和経済成長期時代の女の子がモデルだよな。
というより、この子を産んだプロデューサーはその時代を知ってるなっ、てこと。
昭和40年代から50年代にかけてのテレビ全盛期に
”チコちゃん”の原型があったはずだ。
例えばその名”チコちゃん”。
これは”チャコちゃんハーイ”からきてるな。
「ライオンこども劇場」の実写ドラマで女の子が主人公だった。
(弟が”ケンちゃん”でこちらも人気。『チャコとケンちゃん』なんかもあった)
例えば顔がアニメがされている点。
これは手塚アニメの実写版”バンパイヤ”に似てるな。
あるいは、実写に着ぐるみキャラクターがでてくる”マグマ大使”とか。
または、”光速エスパー”とかね。
どうかな?
知らない人はYouTubeで調べてみてね。
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こういうケースははじめてたが、下から見てもトビの大きさにでびっくりした。
もっと驚いたのは、その電線の上にツバメが留まっていたこと。
鳥は自分より大きな鳥は警戒するものなので、その図にびっくりした。
しかし、ツバメの位置は絶妙だった。
トンビの視野に入らない位置なのだ。
*
樹々に小鳥が飛んでくるのを工房の窓から眺めている。
小鳥とはよく言ったもので、わたしの握りこぶしより小さい。
毬が跳ねるような感じで、梢から梢に瞬時に移っている。
敏捷性が抜群だ。
窓を開けたある日。
ピーチク パーチクうるさい鳥がいるかと思たったらスズメだった。
最近はスズメの数が減って忘れたいたが
”スズメはとっても歌が好き〜”
だったね。
*
双眼鏡がなくてもbird‐watchingは愉しめます。
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ものごとを単純に完結明瞭にいうことはできない。
その層を理解するのには
学問を深めて理解できる層と
学問を極めても理解の範疇を超える層とがあり、
その両方を獲得しないと事象そのものを得ることは不可能だと思われる。
しかし、いずれにしても人間の営みが作ってきたものだ。
理解を可能にするための道筋は残っいる。
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どんな靴を買おうか決めないで行ったので選ぶのに時間がかかったのだが、
店内で『素早く脱いで素早く履ける靴』が今のわたしにいいと思った。
古い靴が脱ぎにくいからその反動だろう。
その結果、紐の代わりにゴム紐を使った新製品を購入した。
ゴム紐が鉄アレイの連続のような形をしていて靴紐穴に引っかかるような
構造になっていた。
商品棚のポップは『紐を締めないでいい』と謳っていた。
思えば、靴は紐を締めて履くものだった。それが当たり前だった。
チャップリンは映画で靴紐を象徴的に使ったし、
山男は靴紐結びに命を預け冒険で出た。
サッカー選手は靴と足を一体にするため念入りに紐を締めたし、
学生は朝、玄関で靴紐が結べず電車に乗り損ねた。
その靴紐がなくてもいい靴の誕生がやって来たのだ。
これは進歩か退化か・・・・どうなんだろう?
わたしのような”ものぐさ”が靴紐を喪失させようとしているのか?
罪深い。
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『宿り木』だ。
まだまだ森の樹々は裸でつっ立っているのだが、それに寄生する『宿り木』は
常緑の葉を新しい葉に換えるのか薄緑の新緑が、眼にとまる。
『宿り木』は広葉樹などに寄生して自分の生命を維持している。
宿る広葉樹が冬期に落葉させても幹に緑を残しているので、
西洋では「生命力」ある「永遠の命」ともくされている。
たしかに蔓性の植物だけど常緑(一年中葉が生い茂っている)なので
冬になると『宿り木』が目につき、それが神秘的に映るのだろう。
*
オリエント経由の柄で『アラベスク』というのがあるが、
これは『アラビア唐草模様』のことを指すとのこと。
アールヌーボーの画家『ミュシャ』なども『唐草模様』を絵画の装飾としてよく描いていたが、
西洋にも植物の蔓や花が「うじゃうじゃ」と伸びる場面が見受けられる。
これは「永遠の命」を欲して描いているのだろう。
この模様=意匠が、古来より絵画・工芸など広く使われ、シルクロード経由で日本にももたらされ
古伊万里の唐草模様や風呂敷の意匠にも現れていると思われる。
*
『宿り木』でなく『生命の樹』という創世記に出てくる樹木があるが、
たぶんこれも常緑の樹であったと想像している。
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寿命が延びて80代前半の死は早すぎるように感じる昨今でも、
100歳まで生きるのが当たり前になる時代が来るか否か、
いまのところ確信が持てない。
寿命には個人差がある のは当たり前だが、
願わくば90歳近くまでだれしも健康であることを祈る。
天寿を全うする目安が100歳ならば、そこまで健康であって欲しい
と願う子等の気持ちが 屈折せず親に届いて欲しい。
早く召されたい という気持ちがあっても、
天寿がある限り生きなければならない。
それは無念の死を迎えた者達の供養にもなると思う。
自分が同じ立場になっても この思いがその通りであったと言えるように、
なりたい。
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今年は暖かくなるのが早いと思っていたら
例年のごとく寒の戻りがあって
庭の花桃の蕾をフリーズさせてしまいました。
谷風に身をすくませてポストからの帰り道
正面に鎮座する恵那山が
桜色に輝いているのを観ました。
もう時期に南風に変わることでしょう。
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ギターリペアマンとして工房を運営する前に『家具工房』を営んでいたからです。
ギターリペアも家具製作も『木工』が基本です。
私はパイプオルガン工房出身で、キャビティ(家具)を持つ楽器作りを習いましたが、
同時に木工の基本を同じ村に住む指物師に学び『木工』の基本を叩き込まれました。
楽器も家具も『木』が相手の仕事なのでこのスタートは幸運だったと思います。(そう思いたい)
*
雑誌の中では、『木工家・家具職人』の特集をやっていました。
「みんな頑張っているなぁ」と素直に喜ばしい気持ちを持ちつつ、同時に
「数年後これで食って行ける人はわずかだろう」と思わずにいられなかったです。
それほど、個人で顧客を得てオーダー家具製作を続けるのが困難な時代であることを
肌身で知っているからです。
私が家具製作を続けられなくなった理由は、経営能力不足・腕の未熟さからですが、
’08年の『リーマンショック』が大きかったのも否めません。
購買層が縮小したり、家具を扱うギャラリーが減少したりして新規のお客さんに
出会う機会が劇的に減ってしまったのです。
しかしながら、どんな時代であっても購買層がなくなることはなく一定の層は絶えずあるので、
その層にアピールできる製作を続ければ食っていけるのは間違いないと思われます。
現在工房を運営している皆さんには是非頑張って欲しいです。(偉そうに言ってすみません)
*
雑誌の中の『工芸』作品を眺めていると気持ちが癒されます。(だから読むのかな)
『工芸』はいいなぁ。
”たなごころ”を感じるからでしょうか?
”たなごころ”は『掌』と書きますが、同時に”てのひら”とも読みます。
こっちの方が一般的ですね。”たなごころ”は『手の心』の意だといいます。
『工芸』の中に”こころ”を感じることができるから癒されるのかも知れません。
陶芸・木工/家具・漆器・染色/織物・などなど かつては日常品だった道具/モノたちが、
現在は工業製品に追われて身の回りから失われてしまいました。
失われた破片(ピース)を求めて『工芸』を欲するのでしょうか?
*
私は日頃 ギター/楽器を扱っていますが、そのほとんどがメーカー製のファクトリーメイドです。
その多くに残念ながら”たなごころ”を感じません。
それが時間を経ち傷や手垢がつくにしたがい、次第に”掌(たなごころ)の玉”のような存在になって
来るから不思議です。
工業製品くささが失なわれて”たなごころ”を感じるようになって来るのです。
人間味のある道具/モノとして”こころ”が通じあうようになり、
滋味ある存在として慈しみの対象に昇華するのを感じます。
モノに心が通じ魂がこもるのでしょうか?
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若江漢字・酒井忠康『ヨーゼフ・ボイスの足型』(みすず書房)。
2013年5月発行とある。
先日、名古屋市の”Nagoyaシネマテーク”でボイスのドキュメンタリー映画
『ヨーゼフ・ボイスは挑発する』を観て来た。
アンドレス・ファイエル監督作品 2017年。
ここにもあそこにも、ボイスの声をこの時代に届けようとする人がいる。
*
ボイスは1986年に亡くなっているので2019年現在、33年の月日が経っていることになる。
欧州においてもボイスは過去の人になっているのが伺える。
あれほどのカリスマ芸術家でも死んだら風化するのだな。残念。
一方、”Beuys’s children”と呼ばれている人もいる。
ボイスの教え子だったアーティストがボイスの精神を受け継いで芸術活動している。
(私も間接的ながらボイスの影響を受けた一人)
ボイスの精神とは何だろうか?
「社会彫刻」という概念だろう。
「創造性」をキーワードに社会改革を目指す芸術/運動のことだろう。
若江氏はボイスのことを「思想家」とも呼んでいるが、それは当たっていると思う。
そう考えるとすべてが合点がいく。
ボイスの芸術概念ではあらゆる人が芸術家であり、その創造性により”革命”を目指した
としたらまさにそれは「思想家」の仕事と言えよう。
もちろんボイスは自身が芸術家であることが”第一義”に違いない。
デュシャンが近代美術の転換点にいたように、ボイスをそんなポイントに位置付けようとした
若江氏の主張も納得できる。
芸術の概念を拡大して民主主義の実現や新しい金融システムなどを創造することを
提唱した人物として。そんな大風呂敷を敷いた人は彼の前にはいなかった。epoch-making!
また、ボイスが”対話”を重視した。難しい概念と作品を発表した者としていつもフロントに立ち
聴衆/市民と対話した。その意味で時代の寵児だったね。
*
西武美術館の招きにより来日した理由が、映画で明かされていた。
ドクメンタで発表した”7000本のオーク”の実現(7000個の玄武岩と7000本の樫を
一対にして植樹するというエコロジカルな市民参加の芸術運動)のための資金集めだった。
(彼の死後、最後の一本は長男によって完結した)
ニッカウヰスキーのコマーシャルに出演したので「せっそうがない」と当時思ったものだが、
今思うと切羽詰まっていたのだなぁ。
「社会彫刻」実現のためには、清濁併せ吞む器量があった人物だった。
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ドイツ人芸術家「ヨーゼフ・ボイス」のドキメンタリー映画
「ヨーゼフ・ボイスは挑発する」を名古屋で観てきた。
https://www.uplink.co.jp/beuys/
今までの芸術概念を拡大し、あらゆることを”芸術”と位置付け
社会変革を求めたアーティストだった。
20代だった私は彼の心酔しパフォーマンス活動を始めた。
この映画を観て今まで謎だったいくつかの疑問が解けた。
30年かかったが・・・
風化させてはならない芸術家だと思う。
http://9notes2.jugem.jp/?eid=111
(すみません。時間がなくて”つぶやき”で書いたものをコピーしました。
私はボイスを追かっけて来たので、改めてレポートしますから・・・)
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”桜切る馬鹿 梅切らぬ馬鹿”といいますね。
桜は切ったり、折ったりするとそこからばい菌が入って本体が腐ってしまう
おそれがあるので、そう戒めているのですが、実際は樹木は切る時期があって
水分が少なくなる冬に切れば腐ったりしません。ただし、考えて剪定しないと
桜は”暴れ”ます。”暴れる”とは、好き勝手に枝が生えて樹形がおかしくなることです。
一方、梅は剪定しないと次々に”徒長枝”が伸びて樹形が荒れて来ます。
だから、切ることを推奨しているのです。
つまり剪定に関して正反対なんですね。
ところが、お隣の家の梅は何十年も剪定していなくて梅の実もほとんど実らなくなっていますが、
その樹形はとても美しく、少し早いが 桜かと思ってしまうくらいです。
見事です。
人間は勝手に多くの実を収穫したいとの欲から剪定技術や種の改良を行って来ましたが、
樹は、一番自然な形に成長するのが”自然”なのですね。勝手に美しく育ちます。
梅の花のたくさんの小鳥がやって来て花柱の蜜をついばんでいる様子。
大きな実は望めませんが、定量な実は実らせることでしょう。
一足早い”お花見”で気分は春本番です。
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宮大工「西岡常一」
宮大工という言葉は木工を志す職人にとって特別な響を感じさせられます。
職人の頂点といった趣きです。
その中でも「西岡常一」は「法隆寺の鬼」と呼ばれた宮大工棟梁で、我々の年代50代以上の木工職人・建築関係・お寺さん関係では知らない人はもぐりだと思われるくらい有名でした。
「でした」と書くのはその下の年代の方は、西岡棟梁が亡くなられてから仕事に就かれた方で、氏を知らない方が多くなったと実感するからです。だから過去形になります。
なぜ西岡棟梁が有名だったかと改めて考えてみると、法隆寺大工棟梁としての腕はもちろんのことですが、法隆寺の昭和大修理や薬師寺伽藍復興の中で文部省の役人や大学の教授・学者との丁々発止の論争をし、テレビや新聞でよく取り上げられていたからです。
権威の方々を相手に一職人が頑としてその信念を曲げない様に、多くの職人が溜飲を下げる思いで見守っていたから、記憶として鮮明なのでしょう。
「木のいのちのことは、大工が一番知っている。」
この信念が絶対のものとして西岡棟梁を貫いていました。
代々の棟梁としての口伝も、聞き書きや著書などで惜しげもなく披露しています。その仕事の全ぼうも多くの本で読むことができ、職人に職人たるや何をすべきか、伝えてくれています。
山崎佑次著「宮大工西岡常一の遺言」が1995年に亡くなった氏について書かれた最新の本になるかと思います。
その中で次代の職人へのメッセージが語られています。
「棟梁というもんがあってその下に集まってる人は、思い切って仕事をやれ。間違えば棟梁が腹を切るんだから、これ以上できんという仕事をやってもらいたい。」
「道具を上手に砥げても腕前が足りんといけません。それには魂を込めて研ぐ。上手とか下手を通りこして、これ以上は砥げんというぐらいに砥げということです。」
「功利的ことを考えずに、時間がかけてもいいから、本当の仕事をやってもらいたい。ごまかしやなしに、本当の仕事をやってもらいたい、そう思います。」
恥ずかしくなるばかりです。
命がけの仕事をする人のありさまを前に小さくなっていく自分が解ります。
この本の著者は西岡棟梁の死を「美しい日本」の死、と表現していますが、米代の心配をしなくなったのは還暦過ぎといい、宮大工の仕事がない時期も民家には手を出さず、田畑を耕し自給自足し、仏の道を歩き、いざ仕事となれば鬼となって木のいのちを生かす、本当の職人、本当の日本人が終焉になることを認めています。
そうかも知れません。
「ワシなんかたいしたことはない。本当に凄いのは飛鳥時代の工人です。」と語る西岡棟梁。
代々の工人・職人はそれが普通だったのでしょうが、現代ではそういかん、とつい言い訳したくなります。
職人なんて言葉は死語になりつつあります。職人になりたくても職人を生かす仕事がありません。
また、「現代の匠」などという言葉は技術だけを指し、「木のいのち」を見る慧眼を持つ人を指す言葉ではなくなりました。
大変な時代です。
「これ以上は砥げんというぐらいに砥げ」何事にも通じますね。
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高知県のお客さんから、四万十川はそこに流れ込む支流の美しさが格別である、と教えて戴いた。
美しい川があるということが、人間の精神に与える影響は大であると思う。
(反対にドブ川があるということのダメージも想像にがたい)
私の住む岐阜県の笠置山は木曽川水系沿いにある。
ほとんど毎日、自動車で子供を駅まで送りに木曽川を架かる橋を渡っている。
御嶽山を源流に伊勢湾にまで流れ注いでいる一級河川で、昭和初期まで”木材の筏(いかだ)流し”で
伊勢神宮の式年遷宮のための木材を運ぶ重要な運路だった。
同じく岐阜県には長良川という美しい川がある。
1994年に河口堰ができるまで本州で唯一の本流にダムのない川だった。
日本画家の川合玉堂は、たびたびこの川を描いて来た。
その絵には情緒が溢れ、美しい川を持つ日本人の心を描ききっていた。
しかし、河口堰によって川は酸素不足となってもがき苦しんでいるのが現状だ。
*
米国の詩人”ゲーリー・スナイダー”によって知ったのだが、
「バイオリージョナリズム」(生態地域主義)なるものがあるという。
その考え方は、自治体や町村などの行政上の区割りではなく、地理的・生態系的にみた地域の特徴を
重視するもので、多くの生命地域は河川とその支流が流れ込む流域を中心とすることが多い、
と解説にある。
つまり、河川伝いの地域は同じ文化圏であるということだろう。
また、東洋的には一匹の”龍”であることを意味する。
まさしくひとつの生命体だ。
龍は手に珠を握りしめている。
仏教的には”如意宝珠(にょいほうじゅ)”というらしい。
願い事を叶えてくれる宝珠だという。
美しい川自体が、人の暮らしのを支えてくれる”宝珠”なんだ。
その川が日本から世界各地から消えようとしている。
”宝珠”が龍の手からこぼれ落ちようとしている。
ダムをなくすることはすぐにはできないかも知れないが、合成洗剤を石鹸に代えることはできる。
「美しい川がある」という原風景を守りたい。
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自然農的生活を標榜する者の目標として『答えを生きる』というのがある。
若い時分や人生のそれぞれのステージでそれまでの『生き方』に疑問を持ち、『救い』を求めた結果、
”自然農”に出会い『救われ』『安心』を得ることができた人が、今度は一念発起して自然農的暮らしを始める。
自然農という『答え』を『生きる』という選択をしたのだ。
(一生を答え探しに費やす人が多い中、人生半ばで『答え』に出会えたのはうれしいことだ)
『答え』を見つけたら今度はそれを自ら『実践』して証明せなばならない。
(他人に対してというよりも『答え』を出した自らに対して)
しかし、案外それを実践して生きることは難しいことがだんだん解ってきた。
『答え』を探すことより『答え』を生き続けることの方が難題だったのだ。
(そこには何ものにも代え難い『安心』があるのだが、旅人のような暮らしはできない。)
淡々と実践し(失敗しても何度でも)積み重ねていく、粘り強さが求められるのだ。
(それこそが農民の暮らしなのだろう)
現代文明を享受し都会生活者だったものの弱点がそこにあった。
『答え』を得たら終わりじゃないんだ。
『実践』して行くことが大切なんだ、と改め思った。
いまさらながらも・・・
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先週行われた" 辺野古米軍基地建設のための埋立ての賛否" を問うた
『沖縄県民投票』で反対が7割を超えたにも関わらず、
政府は、工事の一旦中止をしようともしない、
ことに憤りを感じています。イライラしています。
民意をまともに受け止めようとしない政府に、
他府県の人間として沖縄の人たちに申し訳ない気持ちでいっぱいです。
マスコミに最重要事案としてこの問題を掘り下げることを期待したいのですが、
東京中心主義のマスコミは、二の次にしているように見えます。
沖縄の人たちが「嫌だ!」って言っているではないですか。
すぐに埋め立てを中止してください。
お願いします!
*
と、
イライラしててはダメなんですよね。
もっと大きく深呼吸して、大地に根付いて(あるいは海のように深く)
相手を慈しむ気持ちを持つつ、諦めることなく
まっすぐに問題から目を離さない。
そんなところに立って来た民が、
(厳しい自然環境に中で生きて来た民が)
ウミンチュなんですよね。
ヤマトンチュはちっちゃい。ちいっちゃい。
すぐに結果が出なくても諦めてはダメですね。
しつこく行きます。
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例年より1~2週間早いと思う。
梅のつぼみを間近で観察するとあることに気づいた。
これは、
ポップコーンが破裂する前と破裂してポップコーンになった状況に似てる、
ってこと。
トウモロコシの種をフライパンで熱したことはあるかい?
”popopoppopopo”と黄色の種が白い雪のような結晶に劇的に変化する瞬間に
出会えるぞ。
それを体験してから、梅のつぼみと花を観てごらん。
そう 思うから。
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調理場を任されているので、高級食材をどれだけ使ってもいい立場だった。
松坂牛でもキャビアでもトリュフでも使い放題。
世はそれを望む人が溢れていて、使えば「すばらしくおいしい」との名声を得ることも
可能だった。
だが、それが本当においしいのか?
朝取りの茄子を焼いて醤油をかけて食する方が、うまいんじゃないか?
*
味付けが濃い方が喜ばれる。
見た目が派手な盛り付けが喜ばれる。
品数が多い方が喜ばれる。
珍味が喜ばれる。
だが、それが本当においしいのか?
素材の味をそのまま引き出す料理が、うまいんじゃないのか?
*
「素材」これが重要なのはわかっている。
だがしかし、「素材」の本当の味を知る人は少ないだろう。
「素材」を本当の味を知るには、百姓にならねばわからない。
杜氏にならねばわからない。漁師にならねばわからない。
*
「食べる」とは、命をもらうことにはかならない。
「健全な命」を知らないと「食」の重要さわからない。
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NHKのEテレの番組『SWITCH』で”糸井重里”と女優の”芦田愛菜”が対談しているのを観ました。
芦田愛菜さんって子役で有名なあの子だったんだね。知りませんでした・・・
糸井さんは孫の年齢の芦田さんを指名して、自分でも未知なる対談を楽しんでいるようです。
高校生のころからずっと糸井重里氏をマークしています。マークするってなんだが変ですが、
「追っかける」という意味で、気になる存在でした。
糸井氏は、”言葉の使い手”として”谷川俊太郎”の直系だと私は位置付けています。
コピーライターでなかったら詩人として活躍していたのは間違いないでしょう。
その一方、クリエイターとしての才能が素晴らしい!
自身の会社「ほぼ日」はユーニークな経営方針で有名ですが、コピー以外にも歌詞も書く
エッセイも書く、ゲームもプロデュースするし、様々なイベント・企画を提案し実際に運営して
しまう能力もお持ちです。社長業ができるほど、ただ面白いことを言うだけでなく利益を生む力も
あるのです。
今までいない「面白い」ことを実現するクリアーターとして、私は同年代の”いとうせいこう”も好きですし、
糸井氏と同年代のイラストレーター”南伸坊”も好きですし、空飛ぶ茶室で有名になった”藤森照信”も
亡くなった画家”赤瀬川原平”も。若い人では文筆業の”松浦弥太郎”やブロガーの”荻上チキ”にも注目しています。
クリエーター気質の方々の、未知なる領域をパイオニアとして切り拓いていく姿に励まされています。
自身は「面白い」と感じているものをやっているに過ぎないのかも知れませんが、その後には道が出来ています
だれにでも選択肢が無数にあることを示してくれているところに勇気をもらいます。
社会は壁だらけでしょ。選択肢は少ないのが現状です。そこを「そんなことはないよ」とやってのける
クリエーターの存在が明かりなんです。
*
会社人間は定年間近になってくると「定年後」に希望を見出そうとします。
壮年・老年に入ってくると”終活”として終える準備をしようとします。
それはそれでいいのかも知れませんが、私はその態度が好きになれません。
何歳で死ぬか分かりませんが、仮に80歳なら60歳からでも20年はある訳ですよ。
20年あれば、新しい事だって熟練の域に達することも可能だと思います。
もちろん、体力・気力は落ちていくのですが、「もういつ死んでもいいから」と自分に言い訳して
新しいことにチャレンジしないのは私は嫌です。
師曰く「生きているうちは成長する」それが自然界の理ってもんです。
きっぱり!
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原子力発電所の事故による放射能の問題と、それを支える日本の大企業と(原爆を保持したい)政治の問題から、
私は原子力発電に異を唱える者である。
それは間違いない。
だからと言って、原子力の代替エネルギーとしての”自然エネルギー”(とくに太陽光パネル)を推進するという
エコな人々の間で当たり前になりつつある意識が、
私の中で萎えていくのを止められない。
それは何故か?
山村に住む私たちに迫っている”自然破壊”問題がそう思わせるのだ。
*
戦後は焼け野原になった本土復興・住宅資材不足から山の木(木材)の需要があり山(木材)はお金になった。
しかし昨今、住宅建材は輸入木材の方が各段に安く、国内産の材木の需要はガタ落ちで、
柱が一本取れるよく成長した木もそれを伐採して製材し市場に卸すと輸入材に負けて売れない状況に陥っている。
そのため地方の山は、お金(財産)にならないので放置されている状況だ。
そこに目をつけた業者は、その土地を格安で買い取り、または借り受け山の木をすべて伐採して
ソーラーパネルを並べ「簡易発電所」として作り変える事業を展開するようになった。
業者は、山の持ち主に「山の有効利用」とか「発電で儲けることが可能」と宣伝している。
山は斜面になっている。特に南斜面は太陽光を受けるのにはもってこい、だ。
木が売れない山は持ち主には負担以外に感じず、手放したい衝動に駆られるだるろう。
そこに甘い言葉をささやかれれば・・・・
結果、地方の山では虫食い状態にソーラーパネルが乱立することになる。
私の住む地区もすでにそうなっている。
奥山でない。山麓の人の住む部落の間にソーラーパネルがすでに乱立している。
後継者のいない家は空き家になり、その土地は転売される。
または、地元に住まなかった家族が土地を手放す。そうなると業者が暗躍するのだ。
(ただ、業者を責めるのも本当は酷なのだろう。それを推し進める「法立」とその隙間で
商売しようとするのは「資本主義社会」では許されているのだから)
よって、ウチの隣の斜面が「ソラーパネル」で覆いかぶさられても不思議でない状況なのだ。
*
もう一つの問題は「太陽」や「風」や「地熱」や「海流」はだれのものか?という
ことだ。
それについて、ソーラー電源で野外フェスを行っている「中津川ソーラーブドーカン」のレポートを
以前書いたので参照にして欲しい。
http://9notes.jugem.jp/?eid=651
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”村”だった名残か、我家にも町内の有線放送がしかれている。
ピンポンパンポン・・・
○○地区内で熊目撃情報があります・・・
外出時にはくれぐれも気を付けてください・・・
*
熊本県のゆるキャラ『くまモン』をNHK番組『プリフェッショナル仕事の流儀』で
特集していた。思いの外、計算した演出で話つくりしているんだね。
だけど、『くまモン』にハマるのは日本人がアニメキャラクターを愛せる性格だから。
大人も子供もマジに好きだからね。
*
森の食物連鎖の頂点に立つ動物として熊や狼は有力だろう。
また、強い毒を持つハブやマムシも上位に存在しているだろう。
その森に属す人間は、いくら文明が発達したといっても
それらの動物に恐怖を覚える、のは至極当然。怖いもんは怖い。
村の長老は「この山で熊を見たことはない、カモシカを見間違えたとしか思えない」
という。
ただ樵の友人は「ついに熊を見た」と話していたので、この山に熊がいることに
真実味を持った。
「くまモンかわいい」とか言っている場合でなくなった。
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柳宗悦ではないが、
すぐれた工人がいる土地には、
すぐれた文化が根付いているに違いなく、
文化あるところには、
重層的な歴史があるに違いない。
そういう土地には、
敬意を払うのは当然で、
注意深く見渡してみれば、
どこそことなく隅々まで文化が生きづいており、
一見失われているように感じるところにも
深い人の営みが現在まで続いている。
「どこそこ」とは、
日本各地にとどまらず、
お隣の朝鮮半島や中国大陸も含まれる。
(あるいは世界の隅々まで・・・)
景徳鎮のやきもの・・・
李氏朝鮮のやきもの・・・
縄文から安土桃山のやきもの・・・
どれもこれもすばらしく、
対比できない独立性と共通性がある。
*
そこを鑑みれば、
「地方」だとか「朝鮮」だとか「中国」だとか
軽々しく見下した論説を、
控えねばならないのは、
当然だろう。
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ギター工房9notes/勝田進
ブログ「古いギターはいい音がするのさ。」
ブログ「よごれた顔でこんにちは。」
*『ギター工房9notes』は中央自動車道 恵那ICから車で15分
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6時前には起きて、6時10分前後に新聞を取りに家を出ている。
山麓のこの付近では、新聞は各家のポストには配達してくれなくて、
家から歩いて5〜6分のゴミを集配してくれるちょっとしてスペースに置かれた
おおきなポストに各新聞社の新聞をドサッっと置いておいて行くので、
毎朝そこまで取りに行くのだ。
如月の声を聞くようになるこの時期になると、夜明けが少し早くなる。
(一方、冷えはピークを迎え一番寒い季節である)
我が家は笠置山の南斜面に位置するので、見渡せるのは東から南の空で
遠くに恵那山に連なる上矢作の山々が見渡せる。
その山並みのかたどるように朝焼けが、刷毛で赤系の水彩絵の具を引いたように
輝いているのを観た。
冬の朝は寒いうえ眠いので少々つらいのだが、このような感動を味わえるのは
悪くない。実はこの感動には連なりがある。小学生の頃、自分の犬を飼っていたので
毎朝犬の散歩をしていたときに、この感動の下敷きができていたのだ。
通学前の、出勤前の、慌しい朝のひとときに「凛とした」気分をチャージ。
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少年の冒険ものですが、『お宝』探しはみんな好きですよね。
私にも小学生の頃に『お宝』にまつわる思い出があって、
ときおり「あのお宝はどこにいったのか?」と
なつかしさと心寂しげな気分にひたることがあります。
学校に行くときに地区の子供たちが集まる場所がありました。
だんだん畑の下り口にちょっとした広場があって、
早く来た者同士でおしゃべりしたり遊んだり。
春から夏にかけての季節だったと思うのですが、
広場の端の畑の畦をふらりと横切った時に、古い木箱を見つけたのです。
なにげに蓋を外すと中には無数の色とりどりの『タイル』がシート状になって
入っていました。(一枚の紙にくっつけたタイルが1シートになっており、
現場でそれから剥がして洗面所や台所には張って行くのでしょう)
それを見つけた少年には、タイルが宝石のように見えました。
友達を呼んで皆で喜びの共有。歓声が上がります。
学校帰りに再びここに集まり、これを隠そうということになりました。
その木箱はけっこう重たくて皆で押したりひっぱったりして
友達が見つけた畑に掘ってあった穴に落として、草をかけました。
「これで安心」
そして・・・・
それっきりあの「タイル」の場所がどこだか解らなくなってしまいました。
あぁ、何シートでも手元に置いておけばよかったとどれほど後悔したものか。
それより、『お宝』を隠した場所を皆が忘れてしまったことが不思議です。
夢だったのか。だれかが持ち去ったのか。
それについて友達と喧嘩した思い出はないです。
まるで犬が骨を拾って穴を掘って埋めたまま、その場所を忘れてしまった
ような、そんな気分だけが少年の心に残ることになりました。
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沖縄の辺野古の海が埋め立てられようとしています。美しい沖縄の海はカミの領域です。
そう感じた20代の記憶を「ユーミンのSUPER WOMAN」を観て書いたブログを再録してみます。
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本編は2012.09.08分を再録したものです。
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昨日の晩NHKの番組「ユーミンのSUPER WOMAN」を観ました。
沖縄の孤島「久高島」を編集者・軍地彩弓(ぐんじ・さゆみ)さんと共に訪れていました。
久高島は「神の島」として知られています。祖神アマミキヨが最初に降り立ち国造りを始めた地であるとともに、「ノロ」と呼ばれる(「巫女」と訳される)神官さんが祭りを司る秘儀「イザイホー」があるからです。
ユーミンは、最後の「イザイホー」の「ノロ」であった女性に島を案内されるのですが、双方とも自然な打ち解けた出逢いであったことを吐露する場面は、感動的でした。
私も20代後半に久高島を訪れています。島内をうろうろと歩き回った記憶があります。
島内にはイザイホーを行なう神聖な男性禁制の場所「フボー御嶽(うたき)」があり、男性がうろうろしちゃいけない所なんですが、当時それは知らなくて次の渡し船がくる間そぞろ歩き。砂浜で珊瑚のかけらを拾ったりして後日ネックレスを作ったりしました。
「沖縄に住めないか」と思っての旅でしたが、友人が喜納昌吉( チャンプルーズ)のコミューンみたいなところにいて、それを頼りに沖縄内を巡ったのです。
ウチナーンチュの案内で斎場御嶽(セーファーうたき)にも連れて行ってもらいました。神聖な場所ですが、サトウキビ畑横の細い参道を入って行くだけの入り口で、少々驚きました。もっと仰々しい入り口だと思ったからです。
神聖な場所も特別距離を置かない沖縄の人の自然観を感じました。
当時、 現代詩の伊藤比呂美と社会学者の上野 千鶴子の往復書簡「ノロとサニワ」が出版されていて、本の題になった「ノロ」や「サニワ」に興味がありました。霊魂の真偽を見分ける人の審神者(サニワ)と恐山の「イタコ」との違いはよく解りませんでしたが、「ノロ」には静かな感じを受け共感を持っていました。
スピリチュアルブームで学者もその手の言葉を発していました。
天河大弁財天社(てんかわだいべんざいてんしゃ、天河神社)に宗教学社 中沢新一とYMOの細野晴臣が訪れたりしていましたね。
結局、私は海の近くより山の近くに住むことを選びましたが、これも結果論でしてどこでも「住めば都」と言えます。
沖縄のモーレツな印象は、ほかに「カメヌクー」と呼ばれる大きなお墓と米軍基地。
基地の中央を延々と続く国道を走るとその異様さは際立っていました。
どう考えたって沖縄にあれだけの米軍基地は変ですね!
ニライカナイ伝説の郷・琉球王国だった「沖縄」。
海の民には領海なんて存在しないのです。
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