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2016.02.05 Friday

一周忌

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    画家の「田島 征三」氏が、「今江 祥智(いまえ よしとも)さんが亡くなられて、もう一年が過ぎ去ろうとしている」とコメントされているのを見ました。

    「そうなんだぁー」。


    亡くなった児童文学者の今江祥智さんは、作家ですが、同じく児童文学者だった「灰谷健次郎」氏よりは一般には知名度が低いように思いました。知名度が高い作家とは言えなかったです。無念です。

    本来、文学を区切って「児童文学」とか呼ぶのは変なのですが、子供にも解る平坦な言葉を使って表現するので、一般の文学より少し低いイメージを持たれることは残念ですね。今江さんの『ぼんぼん』とか『優しさごっこ』とは、だれにでも届く名作です。

    例えばドイツ人の「ミヒャエル・エンデ」氏の『はてしない物語』や『モモ』は、本国では「児童文学」のくくりではないそうです。日本では『ハイ・ファンタジー』と呼ばれれば、大人も読む本棚にあるでしょうが、今江さんの本は「子供」の本棚にあって、やすやすと大人に届かないのが現状でしょう。

    『飛ぶ教室』という季刊の雑誌があり、そこには長新太・工藤直子・谷川俊太郎・ 江國香織 などなど読み手をそそる書き手・画家が腕を振るっていました。そこの編集も今江さんはやっておりました。学校の先生を中心に熱心な読者を雑誌でした。

    こういう雑誌って今はあるのかな?

    子供のことを真剣に考える文学者は、「子供を戦場に送るような行為」は許さないし、「大人の戦争」を暴いてしまいます。児童文学者だった「山中恒」氏は「ボクラ少国民シリーズ」という評論集を出しています。

    また先日亡くなった「野坂昭如」氏の『火垂るの墓』は有名ですが、氏も死の淵まで「戦争の惨劇」を語っておられました。今江さんほか、近年亡くなられた多くの作家たちは太平洋戦争を子供の頃に体験しています。その経験と「なぜ戦争への道に至ったか」の思慮の形が文学として遺されました。

    2016年が「戦前であった」と後世言われないように、今の政治を見つめないといけません。


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