Natural・Neutral・ Nature
自然の中に入っていくと静寂があると思いきや
そこにはシンフォニーが鳴り響いていた。
生命たちの活動が音を発生させているのだ。
音にならない音もある。
足元の草をそっと覗いてごらんなさい。
無数の小動物が躍動しているのが視える。
その足音が聞こえるようだ。
植物は引力に逆らいながら上へ上へと伸びていく。
一本大きな木があれば、その上へとほかの木も伸びる。
その木に巻きついて伸びる蔓もある。
地上数十メートルのところで覇権争いが起っているが、
まるでメルカードのような賑わいで活気がある。
*
「梅雨に入ってから肌寒いなぁ」
「まだ長袖よ」
「それでも開け放った窓から外を眺めるのが好きなんだ」
「そうね。私も板の間に座り込んで、ひんやりした感触を感じながら
熱い緑茶をいただくひと時が とても好き」
「梅雨空も案外いいね」
*
春から夏へ
生命活動は活発になり次々と新たな命を生む。
その豊穣が人間界をも躍動させる。
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ガーデン
庭の端でスイセンが大地にナイフを差したように葉を広げ、花ラッパを吹き鳴らしています。
三寒四温の春です。
*
京都の大原に住む英国貴族の末裔でハーブ研究家”ベニシア・スタンリー・スミス”さんの
自宅でのガーデニングが紹介されました。
Eテレで放映されている「猫のしっぽ・カエルの手」という番組でです。
ここではベニシアさんの日常をエッセイのようにして収録しています。
庭いじり、英語だとガーデニングですね。この方がしっくり来ます。
季節、季節の草花が庭を彩るように計画を立てて庭を愉しみながら造っていきます。
種を蒔き、苗を移植し、水やり、除草、施肥し、レンガやタイルを使って花壇や道も作ったりします。
やはり花が主役でしょうね。ときにはハーブ作りも楽しいでしょうね。
ガーデニングというともう一人連想するのは、米国の絵本作家の”ターシャ・テューダー”さん。
日本には彼女のファンが多いですね。
ターシャさんもガーデニングに精を出していました。「種を買うため絵本を売っている」なんて
ジョークも言ってましたっけ?
晩年まで広大なお庭にしゃがみこんで花の手入れをしていました。
たまたまお2人ともお歳を召していて独特の雰囲気を醸しだしているので、
『ガーデニングと魔法使いのおばあさま』なんてこのブログにサブタイトルをつけたくなってしまいます。
児童文学者バーネットの『秘密も花園』もおばあさまの庭園が舞台でしたよね?
庭の生命力が子供を癒して成長させてくれました。
*
大好きなおばさまも「庭が私のいのち」と言っていました。現在は病院にいます。
ひまわりのようなおばさまに、もう一度土にふれさせてあげたいです。
「春ですよ。目を覚まして」
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10月の花
白い花びらに黄色のしべの”お茶の花”に
すずめ蜂が蜜を取りに来ている。
動物性だけでなく植物性の食も
いけるのだね。
ただ季節に応じているのだけか。
*
季節外れの台風が何度も襲ってくるようになった日本列島は
亜熱帯地方のようだ。というよりそうなってしまった。
温暖化の影響だと思われるのだが
実際にこうなってしまうと
すぐさま各国が温暖化対策をしても
効果がでるのは100年後だろう。
米国はそれさえも放棄するのだから
ソローやレイチェル・カーソンが生きていたら
著作の中でトランプ氏を名指して
愚か者だと書くだろう。
我が国といえば
台風最中に投票が行われても
選挙事務所にはおおぜいの支持者が集まり
結果を待ち構えている。
選挙は自然現象より勝る。
*
どこの国も過去に自国で戦国時代を持っていただろう。
戦火で国中が荒れた。(現在もそういう国もある)
その時代の民は何を思ったのだろう。
「諦観」と「絶望」を持ったか?
しかし、どの時代にも「宇宙時間」を持った人が出現している。
短いスパンの勝敗を超え、
悠久の時を得て「自然界の法則」を発する人だ。
そういう人がいたことに
いることに安堵を覚える。
多くの人間は愚かだけど
すべての人間がそうでないことに
救いをみる。
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四智
仏教には『四智(しち)』というものがあるという。
・大円鏡智(だいえんきょうち)
大きな円い鏡に一切がありのままに映し出されるように、すべてを明らかにする曇り一つない清浄な智
・平等性智(びょうどうしょうち)
自他すべてのもが平等であることを証する智
・妙観察智(みょうかんざっち)
平等の中に各々の徳性があることを証する智
・成所作智(じょうしょさち)
あらゆるものをその完成に導く智
仏教用語はむずかしくて、とてもとても理解できないのですが、
日本人は漢字を姿から理解できるので、なんとなく感じがわかる気もします(気がするだけですが・・・)
大円鏡智は、円い鏡だと解ります。その鏡にあらゆるものが映るのですね。
ウソもマコトも映ってしまう。すべてお見通しだから、こちらは清らかになるしかありません。
平等性智は、『平等』がついているから民主主義を知っているものは近しい感じを受けるのでは。
細菌も 人間も 石も 草も 同じ地球という 乗り物の同乗者ですよね。
妙観察智と成所作智は、今の私では読み解くことができません。
そのうえ、それは『無差別智』の働きを現しているという。うーん、さらにむずかしくなって来ましたが、
差別のないところですので、そのまま理解できないこともないです。
この『無差別智』はマコトの「智」で『真智』であるとのこと。
一方、マコトでないヨコシマな「智」は『世間智』というそうで、
「世間」とあれば人の眼ばかりが気になってしかたない姿を連想できます。
『世間智』は『邪智』であるとのこと。
「世間」と「無差別」の間は『分別智』があるようで、意識的に純粋であろうとしますが、
それは意識下のことでまだ解放されていない感じを受けますね。
「分別」とは「世間の道理」のことだと思いますから。
これもまだ『邪智』のようです。
*
岡潔の本を読んでいまして、備忘録がてらに記してみました。
これらは正しい解説ではありませんからアシカラズご了承ください。
私なりにまとめただけですから。
『唯識』の世界を勉強すればもっと解るかも知れませんが、私は「学僧」になりたい訳では
ありません。円くて境界のない世界を実感して、自他別なく生きたいだけです。
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地表
田んぼに水が入るやいやな一斉にカエルが鳴き出した。
大音量だ。
ツバメも飛来している。
山桜も満開だ。藤も咲き出した。
自然は春を迎え、冬を一新した。
春はリセットの季節だ。
*
阿蘇の地震は二県にまたがり深刻な被害を与えている。
大地が揺れると知ってはいても、地表に断層が現れるほどとは想像に難い。
日本中に断層は無数に走っている。
思うに『川』は、断層の表象でなはないか?
つまり『川』のあるところは断層が表に現れているところ
という意味だ。
*
地球をリンゴに例えると、その赤い皮の部分が『地表』になるという。
残りはマントルだ。
その地表もマントルの影響を受け、動き・裂け・漂い・留まる。
地球という生き物は、ゲル状の生命体なのか。
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柿の木のある家
小学校の教科書に載っていただろうか、「柿の木のある家」の話。
情感ある話のように記憶していますが、肝心のお話の内容は忘れてしまってタイトルだけが
印象に残っています。
実家には柿の木がありました。父が柿畑を買って家を建てたと聞いています。
秋になると四角っぽい形の柿が色付いて、柿の木によじ登って柿をいくつも食べたっけ。
そんなにたくさん食べられる訳じゃないので、せいぜい3つくらいかな。
恵那に移住して住んだ古い家にも柿の木がありました。
それは、先が尖がった形の渋柿でした。これが熟すと落ちて来るので、
庭につぶれた柿がいくつも落ちています。
渋柿は、干して「干柿」にするのが田舎では一般的で、
どこの家も晩秋になると家の軒に柿が吊るされることになります。
お茶うけには「干柿」は最高にいいですね。
上品な甘みが、高級和菓子に匹敵します。
我が家では子供たちも大好物で
いいころ加減に渋が抜けて、表面が硬くなってきたら
「おやつ」になってしまいます。
本当は正月まで持たせて、実家へのお土産にしたいのですがね。
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オクラ
「ネバネバ」のお野菜・オクラ
そのおいしさとは別にして
オクラの花ってうつくしい!と思う。
この花を食することもできます。
少し「ネバネバ」します。
今回この写真を撮るために畑に何度も行って知ったのですが、
オクラの花は昼間 花を広げ、夜 閉じるのです。
そういう命だったんだ。
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彼岸花
もうこの季節か。
「暑さ寒さも彼岸まで」の言葉通り
夏の余韻もここから終わり、冬への分岐点となる。
土手にいっせいに咲き出した
赤い花・ 曼珠沙華。
この少し前には白いゆりがその土手を飾っていたから
対照的だな。
遠くに細い入道雲がたっている
夏の終わりをつげている。
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木の足
動きます。
去年はここに咲いていた草木が、今年は数メートル先に移動していたり
することに、田舎暮らししていると度々出合うことになる。
『種』を飛ばしているのかも知れないが、足が生えて動いたように感じる。
山の樹木は動かないと思うかもしれないが、こっちも動く。
ただし、たっぷり時間を掛けてね。
植生の変化は知られているところだが、身近なところでは
開発地で荒れた土地に低木の「楮・こうぞ」や「漆・うるし」などが生えて来る。
土地が少しずつ豊かに変わってくると
その種は途絶え、そこには違う適種が育つことになる。
時間を早回しすれば、樹木に足が生えて移動したように見えるだろうね。
自分たちが一番住みやすい場所に、移り住むことが
自分たちが『生きる』ことに、ほかならない。
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クロアゲハ
蝶の重さは、ティッシュぺーパー一枚ほどか。
その「軽さ」が一対 舞っている。
オスがメスを追うのは自然の摂理。
また、そういう時期か。
ただこの日の条件といったら、最悪だよ。
風が吹いていたのだ。
意志のないティッシュペーパーは、
どこまでも風に吹き飛ばされてしまう。
だけれども、彼(クロアゲハ)は違った。
メスの不規則な動きを予測して、懸命に追った。
風が邪魔をしても
それにあらがうというより
それをうまく取り入れて
メスに肉薄した。
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