2017.12.01 Friday

「甘え」の構造

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    というほど大袈裟なものではないけれど、

    罪の意識が低いがゆえに、問題が大きくなることは

    けっこうあるだろう。

     

    「それぐらいは大したことではない」、と思うのはいい方で

    自身の行動が他に悪影響を与えたことを、想像すらしないケースもある。

     

    それを「甘え」と言って断罪しても解決しない。

     

    「性格」というより「成長段階の欠損」と理解したい。

    鉄拳や説教が功を成すことはない。

     

    辛抱強く寄り添って行くしかない。

     

     

     

     

     

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    2017.11.24 Friday

    古い雑誌

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      物置にしていた部屋を片付けることになって

      片隅に山となっていた古い雑誌を処分することにした。

       

      PTAの「資源回収」に出すため、数冊をまとめて紐で縛っていく。

      雑誌の中身はあえて見ないようにした。

      見出したら止らなくなるから。

       

      20代から捨てられずにずっと何度の引越しにも おともしてくれた

      ”Guitar Magazin" "Player"も心を鬼にして縛った。

      (80年代のロックが私のルーツとなっている。この時代のヒーローが

      等身大のヒーローだった。私はビートルズ世代でない)

      (楽器店の宣伝も読み込んでいた。ESPやムーン・コーポレーションのギターが

      憧れだった)

       

      家具工房時代に参考文献として活用した

      ”家庭画報” ”婦人画報” ”メイプル” ”ミセス”も縛った。

      (ページごとに扱われる工藝品は目の保養になった。それに高級品を

      知らないとハイソなお客さんと話ができなくて、営業上 知識として必要だった)

       

      ”チルチンびと” ”住む。”も縛った。

      (住宅関連・インテリアの知識を得た)

       

      さすがに”銀花”は外した。これはだれか工藝好きな人にあげよう。

      たぶん、喜ぶだろう。

      ”手つくり木工事典”もバックナンバーが揃っている。これも

      貴重な情報が載っているので、必要な人にはまだ活用価値があるはずだ。

       

      一度は縛ったが、これは「資源回収」に出せない と紐をゆるめたのは、

      ”guts” ”新譜ジャーナル” ”young Guitar" "ヤングセンス”。

      どれも中学生の頃全盛だったフォーク・ミュージック関連の雑誌。

      あまりにも懐かしすぎて捨てられないのだ。

       

      縛った雑誌の束を軽トラックに積んだ。

      そのまま中学校へ・・・・

      雑誌回収用トラックの荷台に思い出の雑誌を放り込んだ。

       

      読み返すことのない雑誌を後生大事によくも溜め込んだものだ。

      これで清々して気持ちも軽くなるだろう と思ったが、そうはならなかった。

       

      なぜだろう?

       

      本とレコードとカセットとCDが捨てられません。

      再び聴くことも読み返すこともなかろうに・・・

      それでも本音は、雑誌も処分したくなかったよぉー。

       

      消耗品とされる「雑誌」も好きなんです。

      その時代がそのままパッケージ化されていて、大袈裟に言えば

      「文化」のカタログなんです。

       

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      2017.10.21 Saturday

      風と風邪

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        超大型台風が日本列島に接近している。

        10月に台風なんてあまり記憶にない。

         

        明日は「衆議院議員総選挙」の投票日だ。

        各地で暴風や大雨が予想されているから、投票率がどうなのかな。

         

        槍が降っても投票に行くのは「公明党支持者」と「共産党支持者」なので

        そこは固いと思うのだが、

        「無党派層」はお天気次第の人々なので、台風が来ているのに選挙に行くかな?

         

        しかし、この「無党派層」が国民の大半を占めているのだから

        気分屋の動向で今後の政治が決まってしまうのが、こわい。

         

        世界的に見ても、第二次世界大戦後に生まれた人が多くなり

        戦争を知らない世代が政治を動かすようになって来た。

         

        各国の移民政策を快く思わない人々が「自国ファースト」の意識を

        全面に打ち出した政策を掲げる政党を支持すようになった。

        その結果、右派が台等するようになっている。

        日本の実情は若干違うが、戦争を知らない世代が強気なことを言う点では同じだ。

         

         

        政治の世界では一大転換が起ると「風が吹いた」という。

        医の世界では「風邪は万病の元」という。

         

        台風の風雨が荒れる投票日、

        はたしてこの「カゼ」がどのように作用するのか・・・・

        結果は、明日の夜には判明するだろう。

        一番暴風雨の最中に・・・・

         

         

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        2017.10.14 Saturday

        党名ギャグ

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          「自民党」とは「自由民主党」のことで、

          戦後「自由党」と「日本民主党」が合体して生まれた党ということだそうだが、

          「自由」と「民主」を冠にした党名にしているところが興味深い。

          というか、この今にしてあまりにもギャグだと思った。

           

          それはね、「立憲民主党」が生まれたからそう思ったのだけど、

          「立憲」と「民主」という言葉がくっついて言葉の意味が鮮明になったのだから

          「自由」と「民主」がくっついた意味も深読みしたくなったのだ。

           

          党名っていうのは誰が考えるのだろう?

          党のポスターのコピーは、プロのコピーライターが考えているのだろうが、

          党名はどう考えても素人がノリで付けたとしか考えられない。

           

          だって、

          「希望」だとか「みんなの」だとか「幸福」だとか「こころ」だとか

          地方の介護施設の命名ならいざ知らず、

          全国で党名を連呼するのに耐えられる名だとは思われない。

          言葉のプロが熟孝してつけたとは想像できない。安直すぎる。

           

          大人なんだからもっと博識ある名前をつけなさい!

          漢詩を引用するとか、故事を引くとかあるでしょ!

           

          「名は体を表す」

          そんなこと国会議員は知っていて当然なので、それを

          きちんと実行しなさい!大人でしょ。

           

          子供が見てるよ。恥ずかしい・・・

           

           

           

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          2017.08.25 Friday

          食物連鎖

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            最近、ネット上のニュースで見かけることが多くなった

            「マイクロプラスチック」の海洋汚染問題。

             

            「大吟醸」の米みたいに波に磨かれ磨かれ

            1ミリより小さくなったプラスチックゴミが

            何億トンも海を巡っている。

             

            これを魚が鯨がエサといっしょに飲み込んで

            消化されずに胃に残り、またはエラに詰まって

            死んでしまう。

             

            それがニュース化されたので知るところになったのだが、

            それはすでに海に「マイクロプラスチック」が蔓延している

            事実を告げているのであって、大問題なのだ。

             

            それを回収する手立てはないんじゃないか・・・

            海はあまりにも広すぎる。

             

            プラスチックは自然界で分解されない。

            それは何万年も形を小さくして残って行くだけだ。

             

            プラスチックの添加されている化学物質が

            魚をさらに汚染する。

             

             

            回転寿司には、どこで捕れたか解らないような魚が

            交じっているという。

             

            「食物連鎖」は生き物の掟。

            人間も「マイクロプラスチック」を喰らう日が

            もうそこに来ている。

             

            すでにそうなのかも・・・

             

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            2017.08.11 Friday

            岩田信市の訃報

            0

              名古屋・大須で旗揚げされた「ロック歌舞伎スーパー一座」の主催者だった

              岩田信市さん(81歳)が亡くなったと新聞で知りました。

               

              私は50代で直接岩田さんの薫陶を受けていませんが、

              亡くなった岩田さんに影響を受けた先輩方が多くいましたので、

              やはり寂しく思います。

               

              名古屋の美術界はある意味狭い世界だったと思います。

              それでもあえて名古屋に残り、ここから発信しようとした岩田さんは

              名古屋にとって必要な人材であったし、

              それはほかの地方都市の文化人にとっても重要な人物だったと思います。

               

              岩田さんの同期にはNYに移った荒川修作がいたし、東京で活躍した

              赤瀬川原平がいました。

               

              赤瀬川の「ハイレッドセンター」は美術史に残ってていますが、

              岩田さんの「0次元」(ハプニング/パフォーマンス)は名古屋の

              ローカルヒストリーとして処理されてしまっています。

               

              しかし、その影響は実は大きかったのですよ。

              私の高校の美術の先生や同僚の「海賊船」(工作学校)の先生方は、

              「0次元」の影響をずっと引きずっていました。

               

              当時、名古屋には芸術大学はなくて、美術を志す学生は大学の教育学部の美術科に進学するしか

              なかったといいます。(結果的に彼等は教師になった)

              それで「0次元」の話をその生徒が知ることになったのです。

              (私のことだけど、もしかして私は特殊な例かも)

               

              「スーパー歌舞伎」でギターを弾いていた人は、私のパフォーマンスのビデオを撮ってくれたし

              名古屋の建築界で異彩を放っていた故 酒井宣良氏(ノブさん)も岩田さんの話をしていました。

               

              間接的に岩田さんが近くにいたように思います。

              ありがとうございました。

              ご冥福をお祈りしています。

               

              (関係者が亡くなっているので記録が大切になって来ますね)

               

               

               

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              2017.08.05 Saturday

              大臣

              0

                安倍首相が内閣改造をして新しい大臣を任命した。

                 

                今回顔ぶれうんぬんは置いておいて、

                『大臣』という言葉の響きが、議員の皆様の”あこがれ”なのが解る。

                 

                当選回数が多い議員は、その対価として『大臣』ポストを

                派閥を通して要求する。

                 

                このポストは、「双六(すごろく)」の”上がり”なのだ。

                どこの省庁だっていい、省庁がなくたっていい、肩書きに『大臣』が付いてさえいれば。

                 

                つまり『大臣』はお飾りなのだ。

                実質は省庁のお役人が動かしているから問題ない。

                (となるが、それでは国民に選ばれた者が国を動かすことにならないので

                先の民主党政権は役人を遠ざけようとして、失敗した)

                 

                本当は『大臣』が大きな指針を出して

                よりよい政策を実行することができるので、

                重要なポスト・・・・なのは中学生でも解る。

                 

                 

                日本国には”象徴”としての『天皇』を置いているので

                米国や韓国のような『大統領』はいない。

                 

                その代わり『内閣総理・大臣』が国政を司る。

                トップのポストも『大臣』になっているところが面白い。

                 

                国会の議席数のもっとも多い党の党首が、そのままスライドして『総理大臣』を

                務めることになっているのだが、その承認は『天皇』がするんだっけ?

                なんだか、『征夷大将軍』と同じだね。

                 

                しかし、器の小さな人間が間違って第一党の党首になってしまうことは、

                あるのだから、その上に”象徴”だとしても『天皇』がある方が

                国の気品と安定が図れて安全弁が機能すると言えよう。

                 

                そう考えてしまう。

                (”革命”がなぜ起るかは、この欄では問わない)

                 

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                2017.07.22 Saturday

                MexicoとHonda

                0

                  本田圭祐がメキシコ一部リーグ「CFパチューカ」に電撃移籍したのは、皆さん承知のことでしょう。

                  メキシコ好きの私はこれを歓迎します。”圭祐 ようこそメヒコに!”

                   

                  ただ一年契約っていうのがね・・・

                   

                  メキシコ郡部の小都市は、思ったより小さい街です。

                  本田氏も同じメキシコ国内ならメキシコ・シティを本拠地にする

                  「クラブ・アメリカ」の方がよかったと思うんじゃないかな。

                  メキシコ・シティは大都会なのでオフが楽しめるから。

                   

                  友人の彫刻家(奥村浩之)がイダルゴ州の隣、ベラスケス州ハラッパに住んでいて

                  そこに1週間ほど滞在したことがある。(地方都市のよさはそのとき経験した)

                  美しい小さな町並みは、堅牢な石作りで、スペイン人がメキシコを征服した折、

                  故郷を模したことから始まった。つまりヨーロッパ似なのだ。

                  (これは「コロニアル様式」と呼ばれる。)

                   

                  イタリアリーグにいた本田氏は、これはヨーロッパと同じと歓迎するかも知れないが

                  そのうちちょっと違うと感じるだろう。だってここは中南米だから。

                  (南米にはアルゼンチンがあってここはもっとヨーロッパテイストが強いという。

                  メッシの故郷だね)

                   

                  アメリカの隣の国だし、ヨーロッパの雰囲気があるから

                  移籍に躊躇しなかっただろうが、私はブラジルに移籍したのと同じだと思うよ。

                   

                  「CFパチューカ」のオーナーや前日本代表監督アギーレ氏は白人のようだが、

                  メキシコはスペイン人と原住民のハーフの”メソチソ”と呼ばれる人の比率が高い。

                   

                  原住民は、かつてマヤやアステカ文明を築いた人々で、米国のインディアンと同じ

                  ”モンゴロイド”です。ユーラシア大陸からベーリング海峡を渡った人々の末裔だから

                  ”メソチソ”の民も日本人と似たところがある。

                   

                  そこがメキシコと日本人の相性のよさになると思う。

                   

                  本田氏も一年住んだら、きっとむっちゃ好きになるよ。

                  そうしたら契約を延長するだろう。

                  メキシコ・シティに移ってもいいからさぁ。

                  ねぇ。そうしてよ!

                   

                   

                   

                  関連ブログ・「哀愁のアルゼンチン」

                        「同調圧力」

                        「私の地球の歩き方・2」

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                  2017.07.01 Saturday

                  情緒

                  0

                     

                    ある本屋さんの売り上げランキングの中に

                    1978年に亡くなっている数学者「岡潔」の著書『数学を志す人に』が入っているという。

                    (平凡社が新調したシリーズ「STANDARD BOOKS」の一冊)

                     

                    その帯に「人の中心は情緒にある」とある。

                    松岡正剛がこの本の中からセレクトした言葉だ。

                     

                    おおお、その通りだ。

                     

                    私は、この言葉を私の先生から聞いて知っていた。(先生は自然農の「川口由一」)

                    先生は若い頃 「岡潔」の私塾に通っていたという。

                     

                    そこできっとこれを学んだと思う。そして会得した。

                    その会得したものを、今度私が学んだ訳だ。

                     

                     

                    私が子供を授かり親になったとき

                    教育の柱は「情緒」を育むこと第一義にすべきだ、と考え実行してきた

                    つもりだ。(結果は・・・)

                     

                    『情緒』と同時に大切なものとして『真善美』があるという。

                    これを外して人間として成長できないと理解していたので、これについて少しづつ考えて来た。

                     

                    情緒を豊かにするには、『真贋』を明らかにして『善悪』をわきまえ『美醜』の別をつける。

                     

                    親がこれを見極めて子供に示さないと教育にならないのだが、私ができたのは、

                    「うつくしい月をいっしょに見たり、蛍を追ったりする」ことぐらいだった。

                     

                    この本が売れて「岡潔」の考えが一般的になることは喜ばしいなぁ。

                    岡氏の高等数学理論はさっぱり解らないが、『情緒』の大切さをこの時代に

                    認識してもらうことは大ききことだと思う。

                     

                     

                     

                     

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                    2017.05.18 Thursday

                    本物

                    0

                      恵那・中津川には和菓子屋が多い。

                       

                      現代は「栗」菓子が有名だから そういうお店が繁盛するのだろう。

                      しかし、伝統的に多かったようだ。

                      苗木藩のご城下であり中山道の宿場だったからだろう。

                       

                      先日、中津川の本店から暖簾分けされた恵那の名店に『柚子のゼリーよせ』を買いに行った。

                      キャラメルぐらいの大きさで小さな箱に20個ほど入っている。

                      お値段も手頃で、とても『柚子』の味がして、甘くてさわやかな味がお気に入りだ。

                      (実は母がお土産屋で見つけて、初めて食べてそのおいしさを知った。

                      地元銘菓はなかなか家使いで買わないので)

                       

                      贈り物として数個を注文した。

                      あまりたくさん作っていないようで、取り置きしてもらうように頼んで

                      宅配便の手続きをした。

                       

                      いい和菓子屋はたいてい、数奇屋つくりがされている。

                      「茶道」の関係からだろう。

                      伝票をもらう間に、店内を観たり、生け花や道具を眺める。

                      いいしつらいを観るのは目の保養になるんだ。

                       

                      窓ぎわにケヤキの一枚板の「框(かまち)板」があった。

                      さすが、いい杢目の良材だ。

                       

                      「あれ・・・・・・・?」

                      「これは本物の一枚でないな。”付き板”が張ってある偽物だぞ」

                      ケヤキは小僧の頃からさんざん扱ってきた材木だから、その質感は一目で解る。

                       

                      ケヤキをカンナで仕上げるには、よく切れる刃物と調整されたカンナ台がいる。

                      逆目が強いので、それを止める技量も必要だ。

                      私は両逆(りょうざか・どちらから削っても逆目の出る板)を止めるワザで、家具屋時代は

                      飯を喰って来た。だからケヤキの仕事を見ると熱が入ってしまうのだ。

                       

                      ”付き板”が悪い訳ではない。これだって”プリント”に比べればりっぱなものだ。

                      でもなぁ・・・名店は本物にこだわって欲しいかったよ。

                       

                      見る人が見れば解ってしまうのだから。

                      味だって、そうだろ?

                      本物の味を知ってこそ、いい御菓子・いい料理が作れるんじゃないのかな?

                       

                       

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