2022.01.26 Wednesday

冬の餌場/鳥たちの攻防

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    2021年の夏は暑かった。このシーズン美濃地方には台風は来ませんでした。

    そのためかどうか分からないけれど、2021年の秋 どの家の柿の樹にもたわわに柿の実が生りました。

    こういう年はめったにあるもんじゃない。30年弱この地に暮らしていますが、ここまで生ったのは初めてです。

     

    甘柿はそのまま、渋柿は干し柿にして食しますが、いくら頑張っても到底取り切ることは不可能の数の柿の実。

    田舎では食料を自給できるようにどこも複数の柿の樹が植えてあるので、相当の数の柿のが樹に残ったままになっていました。

     

    残った柿は動物たちの餌になります。

     

    樹になったままの状態では主に鳥たちが、下に落ちたものはタヌキなどが食べています。

    熊が樹に上って食べるとの話を聞いたこともありますが、ここではそこまでのことはないようです。

     

    仕事場の窓から一本の柿の樹が見えます。この柿の樹は小さい実をつけるのでもっぱら鳥用になっているのですが、今年は年を越しても実をつけていました。通常の冬ならお正月過ぎにはさっぱりと食べられてしまうのですが、この冬はあっちこっちの柿に樹に実が生っている状態なので残ったのです。

     

    さて、面白い現象に気が付いたのは正月過ぎ。山手の柿の樹に鳥が群がっています。どうやらすぐ裏の森に身を隠せるのでそこから飛び出して来ては、実をついばんでいる様子です。その樹が裸になるとその隣の樹に移って来ました。そのうち仕事場から見える小さな実をつける柿の樹にもやってきて平らげてしまいました。

     

    と言っても鳥は柿の実を全部食べてしまう訳ではないのです。熟した柿の実がその重力で垂れ下がって来ます。

    鳥たちは絶えず周りを警戒しながら実をついばみますので、外界の変化を感じるといっせいに飛び立ちます。

    すると梢(こずえ)がその反動で”しなって”動きますので、垂れ下がった柿の実がポツンと枝から外れて下に落ちてしまうのです。

     

    鳥たちは実の半分も食べていないでしょう。樹の下には熟した柿の実が散乱しています。

    (それをタヌキが食べに来ます)

     

    さて、鳥たちの行動から彼らは身の安全を確保できる場所の近い柿から順々に実をついばんでいくことを知りました。

    でも、それはなぜなのか?

     

    以前観察した結果、一本の柿の樹へやって来る鳥の種類は、「ヒヨドリ」を大とすると中・小の鳥がいることが分かりました。大は樹の先端に、中はその中ほどに、小は内側の柿の実をついばむのです。鳥の種類によって食する柿の実の位置が違うのです。小さい鳥は大きな鳥がいない間に来てその残りをついばむこともありますが、基本的には梢が入り組んで大きいのが入りずらい場所を選んで飛んできてるようです。また飛来する順番は大きい鳥が強いので先で、その後中小の鳥がその残りを食することになります。

     

    そうであるので、柿の実はたくさんあるのだから それぞれが違う柿を選んで食すればいいんじゃないか?と思っていまします。同じ樹にたかる必要はないのだから・・・・

    でも実際はこの付近に生息する鳥は同じ樹を選ぶのです。

     

    なぜなのか・・・・

    これも身を守るためなのかなぁ。ここにはカラスや鳶など大型の鳥がいますから。

     

    もっと観察してみますね。

     

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    2020.10.20 Tuesday

    小屋

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      ”ころうどん”を食べてから多治見駅前をぶらぶらしていたら面白そうな本屋を見つけました。

      古い建物をリニューアルして開店したいわゆる”独立系書店 ” ひらく本屋/東文堂本店。

      外から覗いても雰囲気がすでにいいです。

      店内に入ります。

       

      個性がある本が隣り合わせで置いてあって、刺激的です。

      なんか買って帰らねば。

      いいと思った本屋を応援するのには、本を買うのが一番です。

       

      そこで出会ったのが「食う寝る遊ぶ 小屋暮らし」(中村好文著)。

      売れっ子住宅建築家"中村好文"の写真・イラスト入りエッセイ風小屋作りと小屋暮らしの本。

      (建築も素敵ですが彼の文体はとてもいいです)

       

      信州で廃屋を見つけてそれを改造した小屋「LEMM HUT」を作ったときの記録ですが、

      私も少年の日に廃材で手つくりした「犬小屋のような小屋」を作ったことがあり、それ以来

      「小屋つくり」情報に敏感です。

       

      ちなみに小屋といえば、ル・コルビュジェの南フランスの小屋とか「森の生活」ソローの湖畔の小屋とか

      が有名ですね。

       

      この「LEMM HUT」はエコな暮らしを実践する場として設計されていますが、

      中村氏により細かいところまで気配りされており「からくり」のような装置があちこちに

      溢れていて、ページをめくるたびにワクワクしました。

       

      *

      質素な小屋のことを日本では「庵(いおり)」と呼んでわざわざ固有名詞にしていますね。

      世捨て人の住まいという感があります。そういうものに日本人はあこがれを持っていたということでしょう。

      芭蕉は深川に「芭蕉庵」があったし、良寛も「五合庵」があって日々の出来事を歌にしました。

       

      吉田兼好の「徒然草」にも家に関する記があってだれもが一度は聞いたことがあると思います。

       

      「家の作りやうは、夏をむねとすべし。冬は、いかなる所にも住まる。
      暑きころわろき住居は、堪へ難き事なり。
      深き水は、涼しげなし。浅くて流れたる、はるかに涼し。
      細かなる物を見るに、遣戸(やりど)は、蔀(しとみ)の間よりも明し。
      天井の高きは、冬寒く、燈(ともしび)暗くらし」

       

      これも質素な建築のことだと想像できます。

       

      現在、私が借りてすんでいる家は大家さんによると築100年以上は経っているそうです。

      所々に手が加わっていますので、古い民家という風情は薄いですが、

      基本的に木と紙と土とガラスの自然素材でできています。

       

      断熱材など入っていないので、冬はとても寒いです。ただ夏は涼しくできています。

      兼好法師が書いたままです。

      小屋よりは大きいですが機能は小屋と同じようなもので、外の気配を感じるまま

      外の延長のような住まいですが、気にいっています。

       

      住んでいるうちにモノが多くなってきたので、いずれ断捨離してそれこそ「庵」にしたいです。

       

      「小屋」というキーワードがいつの間に私の生活に密着して来て、板に付いてきました。

       

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      2019.12.31 Tuesday

      2019年を振り返って

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        【2019年を振り返って】

         

        コラム欄をずいぶんお休みさせていただきました。

        ほんの少しだけのつもりだったのですが・・・・

         

        きっかけは、ロシアからと思われるスパムがひどいのと

        書かなくても検索数が変わらないのが解ったこと。

         

        それと、少しきつめに書いたコラムを読む人が多いのが解って。

        自分ではあまりできのよくないコラムだと思っているんですよ。

        それが、読まれるのは複雑な心境ですね。

         

        また、この欄をぼちぼち書こうとは思っています。

        書きたいことも、少しは溜まってきたので。

         

        だれか書かないかなぁ、と思っていることがあって

        でも、だれも書いてくれないし・・・

         

        ぼちぼち行きますよ。

        (ぼちぼちっていい言葉だぁ)

         

         

        2020年、意味のある年になりますように。

         

         

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        2019.06.28 Friday

        独立

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          はじめて『独立』したのは、34歳のときだった。

           

          恵那に移住して働きだした木工屋の社長がアル中でとんでもない経営をしていたので、

          この社長が木工会社をやれるぐらいならば、もろもろ差し引きしても自分の方が”まとも”と言えるだろう。

          だから自分でもやれるんじゃないか?と、その社長を”半面教師”として『木工』で独立した。

           

          しかし、資本もなしに独立したので2年間は本当に喰えなかった。

          製材所の切り落としの材木をトラック一ぱい格安で買って、使えるところより分けつつ

          つてでもらった仕事で利益の出ない価格の家具を一点一点作っていった。

           

          木工機械もそろっていなかったので、仕事でお金が入るとひとつ機械を買うという状態が数年続いた。

          そのうち近くの職人さんが自分の工場を使ってもいいぞ、と言葉をかけてくださったので

          そこの大型2層の木工機械を使わせてもらい仕事を続けた。

           

          材木は生木の状態で買うとそんなに高くないが、乾燥するまで数年待たなくてはならない。

          仕事ではすぐつかえる材木が必要だった。乾燥材を扱う業者との出会いで仕事は回るようになったが、

          乾燥済みの割高材では利益はわずかだった。

           

          自転車操業で11年『木工家具工房』を運営したが、最後となった『新作家具展示会』が不振で

          自転車が倒れて前に進めなくなってしまった。

           

          仕方ないので一旦避難するかと思っていたときに、近隣のギターメーカーが従業員の募集を

          していると聞いたのでダメ元で応募したら採用されたので驚いた。

          45歳で採るとは思わなかったが、かつてギター業界にいたのが幸いしたのだろう。

           

          そのときはまだ工芸のグループ展やバックオーダーを抱えていたので2年間は会社勤めと

          自宅の工房での製作で日々おおわらわだった。

           

          大きな会社勤めははじめてだったので、働くにあたって目標を立てた。

          「3年で大きなプロジェクトを実現しよう」と。

          個人経営の工房では、プランがあっても資金がなくてできないことがたくさんあった。

          なので、勤めではそれを実現してみたいと思ったのだ。メーカーだからこそできることもある。

           

          3年間でいくつかのプランを提出したが、「面白い」とは言われてもそれを実際に任せてもらえる

          ことはなかった。ならば自力でそれを実現するか、と再び『独立』モードに入った。

          そのタイミングでかつて働いていたギターリペア工房の親父さんが引退された。

          そこの工房へ入門するときの条件は「俺が引退するまでは中部圏で独立しないこと」。

           

          これでギター修理工房として『独立』が可能になった。

          リーマンショック後は木工家具や工芸を扱うギャラリーや購買層がぐっと減っていた。

          迷うことなく独立には『ギター修理工房』を選んだ。

           

          と言ってもこんな田舎で修理屋を営んでいけるだろうか?

          どうすればやっていけるか経営の柱を練ってみた。

           

          ひとつはメーカーで実現できなかったプランを自力で開発すること。

          もう一つは『乾燥』技術を確立すること。

          この二つの完成が田舎で『ギター修理工房』を開く自分なりの条件となった。

           

          会社をすぐに辞めることなく2年間勤めながら試作と実験を繰り返し、

          それらのプランの目途がたったところで2回目の『独立』と相成った。

           

          これでめでたしめでたしとはならない。

          また苦しい自転車操業が始まったのだ。

          だけどしょうがない。そういうことを選ぶ性格なんだよね。

           

          教訓 「資本のない物は独立しない方がいい。それでもやるものは馬鹿者だ」

          ・・・「馬鹿は死ななきゃ治らない」

           

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          2019.06.06 Thursday

          カブトムシのいる樹

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            私はカブトムシを捕まえるのがヘタだ。クワガタもヘタだ。

             

            田舎に移住して来てずいぶんになるのに未だにうまくならない。

            うまくなるとは、カブトムシやクワガタがいる樹を見つけられる知恵がついたことを言う。

            つまり、私にはそれを身につけることができなかったのだ。

             

            子供たちが小さいころは、なんとかしてカブトムシやクワガタを捕らせてやりたいと

            あっちこっちの林や森を探したが、叶わなかった。

            せいぜい水銀灯の下で捕獲したり、あっちから部屋に飛び込んで来たのを捕まえたくらいだった。

             

            そうだ、唯一発見した樹があったっけ。

            それは畑の入り口にあったクヌギの若い樹で、落ち葉色の蝶々が飛んでいたのを覚えている。

            微かに樹液の発酵した匂いが辺りに漂い、幹にカミキリムシが開けた丸い穴があった。

            樹皮がところどころ剥けていて、そこにクワガタが潜んでいた。

             

            カミキリムシが先頭になって”どんぐりの樹”(コナラ・クヌギ・クリ・カシ)に穴を開けて

            そこに様々な小昆虫が樹液を求めて穴を拡張して、樹液が多く出てくると

            カナブンやカブトムシ・クワガタがやって来ると思われる。

             

            日当たりのいいところに生える樹の方が成長の勢いがいいので、案外道脇の樹に昆虫がいる

            のだと思う。森深く入ると薄暗いので樹液の出る樹にはお目に掛かれない。

            つまり、人が生活する近くにいるのだ。里山がそうだね。カブトムシはシイタケの原木を

            放置して廃木なったところに卵を産み付ける。

             

            大型のクワガタは越冬するらしい。洞に隠れているのかな?

             

             

            その唯一の樹は、土地の持ち主が薪用に切られてしまった。

            その後、それに匹敵する樹にはお目にかかっていない。知恵がついていないのだ。

             

            久々にその道を通りかかった。

            切り株から新しい幹が伸びて樹影ができるほど育っていた。

            そのほとりに腰かけて見上げた枝の隙間を、落ち葉色の蝶々が舞っていた。

            たしかに甘い匂いがする。

             

            ということは・・・・

             

             

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            2019.01.30 Wednesday

            朝焼け

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              特別に早起きではないのだが、7時に子供を駅まで送って行く関係で

              6時前には起きて、6時10分前後に新聞を取りに家を出ている。

               

              山麓のこの付近では、新聞は各家のポストには配達してくれなくて、

              家から歩いて5〜6分のゴミを集配してくれるちょっとしてスペースに置かれた

              おおきなポストに各新聞社の新聞をドサッっと置いておいて行くので、

              毎朝そこまで取りに行くのだ。

               

              如月の声を聞くようになるこの時期になると、夜明けが少し早くなる。

              (一方、冷えはピークを迎え一番寒い季節である)

              我が家は笠置山の南斜面に位置するので、見渡せるのは東から南の空で

              遠くに恵那山に連なる上矢作の山々が見渡せる。

               

              その山並みのかたどるように朝焼けが、刷毛で赤系の水彩絵の具を引いたように

              輝いているのを観た。

               

              冬の朝は寒いうえ眠いので少々つらいのだが、このような感動を味わえるのは

              悪くない。実はこの感動には連なりがある。小学生の頃、自分の犬を飼っていたので

              毎朝犬の散歩をしていたときに、この感動の下敷きができていたのだ。

               

              通学前の、出勤前の、慌しい朝のひとときに「凛とした」気分をチャージ。

               

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              2018.12.28 Friday

              一年を振り返って(2018年)

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                2018年が暮れようとしています。

                「フィクションとノンフィションの間で生まれたブログ」と称して続けていますが、

                文章を書く動機付けが難しい一年でした。

                 

                いわゆるマンネリズムですかね。何年もやっていると書くことがなくなってくるのです。

                また、このブログは人気がないゆえモチベーションの低下も書くのを苦しめる原因になっています。

                 

                そこで、アクセス率をアップするため一度は『JUGEM』から『FC2』とか『アメブロ』に

                引っ越そうかと思いましたが、結局面白くないブログではどこのサービスでも、

                アクセス数改善にならないと解ったので、今年は途中から週2本くらいはブログをアップ

                する方法に変えました。

                 

                若干アクセス数は増えましたが、思ったほどではないです。

                週2本すると自分の首をさらに絞めるかな?と想像していたのですが、

                結果は却って気持ちが楽になっています。

                 

                週一だと「あまり変なものは書けない」と肩に力が入ってしまっていましたが、

                週二だと「どうせ面白くないんだから、思いつきで何でも書いてやれ」と開き直りできたのです。

                 

                また「どうせ読まれないんだから思考実験でもしてやろう」とね。

                 

                さぁて来年(2019年)はどんな文章が書けるかな?

                お楽しみに。

                 

                (こんなブログでも読んでくださる皆様、ありがとうございます。お付き合いに感謝しています!)

                 

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                2018.12.17 Monday

                フナフセヤマ

                0

                  名古屋から瀬戸へ県道を抜けて東海環状自動車道に入る。

                  瀬戸赤津インターチェンジから土岐方面へ走るとき、左手に名古屋市街が一望できる。

                  長いトンネルを抜けると岐阜県側に入るが、今度は右手に恵那山が見えるようになる。

                  意識すると特徴のある山が見える。私の暮らす「笠置山(かさぎやま)」だ。

                   

                  「笠置山」を恵那駅方面からだと船が上下逆にして伏せているように見える。

                  なので昔は「ふなふせやま」と言ったらしい。

                  (山は見る方向から形が違って見える。スケールが大きいゆえ前にある山などが後ろにそびえる

                  山に吸収されて見えるからで、全体の輪郭がその山の形に見える)

                   

                  「笠置山」の場合、恵那駅方面からは前方にある2つの峰がミックスされて見える。

                  土岐方面から見ると前の峰が結構前側に突き出ているのがわかる。

                  それでも山頂は二等辺三角形が乗かったような形で恵那駅から見たときのような特徴が残る。

                  (それが船底のようにも見える)

                   

                  この地方は中仙道が通っているが、江戸方面から恵那山を越えて中津川に入ると

                  御嶽山が目に入るだろう。この山は別格で神々しい。カミの住む山にふさわしい。

                  そのつぎにきっと「ふなふせやま」が目に入るだろう。

                  御嶽山3067メートル、恵那山2191メートル、笠置山1128メートル

                  比較するのもおこがましいくらい「ふなふせやま」は低いのだけど、

                  この山は恵那山を越えて中津川/大井に入って来るとランドマークになったのだと思う。

                  周りに山が連続していない単独峰だからだ。

                   

                  私はその山の南面の山麓に住んでいるのが、実際空が広い。

                  だれかが「UFO」が見える山だと言ったけれど、住民からはそれを見たという話はまったく聞かない。

                  一方、古代遺跡であるペトログラフ(岩に刻まれた文字のこと)がある山なのだから、

                  昔から住居に快適な場所であったはずだ。つまり時間が刻まれた山である。

                   

                  私はその線上にいるのだ。

                   

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                  2018.11.02 Friday

                  裏出し

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                    日本の大工道具は、自分で仕立てないと使えないようになっている。つまり、プロが使うのを

                    前提にしていると言えよう。特に刃物類、カンナ・のみ・小刀・彫刻刀・けひき などに使われる

                    刃物は刃先をつけないと切れない。いつでも切れるカッターの刃とは違うのだ。

                    刃物は地金と鋼(はがね)でできている。全体を形作っているのは地金でそこに薄く鋼を合わせている。

                    地金は鋼より柔らかいので刃物を研ぐときに容易に削れる。また鋼は硬いがもろいので地金がそれをカバー

                    してるとも言える。さて鋼の精度を出さないと刃物が刃物として役に立たない。

                    そこで鋼部を金盤の上に押し付けて削って平面を出すことになる。金属を金属とで磨くので熱を帯びる。

                    また簡単に削れたりはしない。そこで"金剛砂”と呼ばれる細かい粒子の金属の粉を少量の水で練って

                    潤滑剤としながら、ヤスリのような作用を用いて鋼を研いで行く。熱で水分が飛ぶのでだんだん乾いて来るが、

                    それにしたがい鋼が鏡のように光り出す。金盤が平面ならば鋼もそれを映して平面となる。それが大事。

                    刃物の裏面(それが鋼部)が鏡のようにピカピカ(つまり傷がないということ)で平面であることが、

                    刃物が切れる第一条件なのである。

                     

                     

                     

                     

                     

                     

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                    2018.10.25 Thursday

                    お茶の花

                    0

                      石垣にお茶の木が生えている。

                      竹やぶの中にも生えている。

                      それらは、昔この周辺がお茶畑だった名残だろう。

                       

                      日当たりがよくなくてもお茶の木は育ち、

                      むしろ直射日光を嫌う性格とのこと、「半陰樹」と呼ぶらしい。

                       

                      10月は、お茶の木に花が咲く季節。

                      薄暗いところに白い花が咲いているのでビックリする。

                       

                      白い花弁に黄色のおしべが可憐で

                      どことなしに侘しさも感じさせる。

                       

                      それが冬の入り口にはよく似合うと思う。

                      いい花だ。

                       

                       

                       

                       

                       

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